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ずっと生きたい

ライジンサンロックフェスティバルで見届けた銀杏BOYZ

夜も遅く、もう少しで日付が変わろうとしていた。
僕は一人ある男を待っていた。
銀杏BOYZ峯田和伸だ。

高校時代になにがきっかけか忘れたが、狂ったように聴き始め今に至った。
青春時代の真っただ中で、誰にも言えない秘密や感情。そんなモヤモヤしたものを銀杏BOYZを聴いて爆発させていた。
こんなに支えられてきたのに、実は銀杏BOYZのライブを見るのが今回で初めてだった。

ノソノソ峯田さんが入ってきた。ギター一つでなにを歌うのか。あの曲かな、この曲かな?ほかのフェスのセトリを見ないようにしてきた。いよいよその瞬間が始まった。

突然語りから始まった。キャッチーで有名なあの曲から始まると思っていた僕は衝撃だった。
一曲目は「生きたい」だった。
顔真っ赤に青筋立てながら歌っていた。
まさに魂を込めて、心から歌っていた。
不意だった。気づけば涙が流れてきた。
このままずっと聴いていたい。ずっとずっと。

その後も一曲一曲魂を込めて歌い上げ、全身全霊で観客に立ち向かっていた。
時折客席まで降り、真正面からぶつかっていた。かっこよかった。かっこよかったよ。

ライブ終盤に彼はこう言っていた。
「シャブやってもいいですよ。援助交際してもいいですよ。何やってもいいです。生き延びて下さい。生きてれば、生きてればまた会えますから。」
その一言でまた涙が溢れた。それまでなにがなんでも生きて生きて生き延びて、また彼に会いたい。
これはもう恋にも似たようなものなのだろうか。
あんな坊主のおっさんに20代前半の僕が恋をしてしまったのか。
荒れた高校時代を支えてくれた銀杏BOYZにまた支えてもらってしまった。
もう一生おんぶに抱っこでもいいかもしれない。

大人の世界に入って、騙そうとしてくる大人もいた。周りが見えずたくさん迷惑をかける大人もいた。薬に覚えてしまう大人もいた。そんな世界に入ってしまった。それを見て見ぬ振りした自分に罪を感じていた。でもそれでも生きているだけでいい。愛してくれる人なんていらない。頼れるのは音楽しかない。そんな中でも銀杏BOYZはこれからも僕を支えてくれる。

また会いたいです。罪を犯したとしても、僕はまたそんな銀杏BOYZに会いたいです。

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