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米津玄師 -wowaka -松本大

トライアングル

ふと大空を仰ぐ。真っ青な空がこちらを向いて眼鏡を外した気がした。

人生には「偶然」や「必然」なんていう意味の線引きできない言葉がうごめいている。

40年間、音楽には無縁できた、この世に存在してるかも知られていないだろう「あたし」。米津さんのLemonも紅白も知らないで過ごした年始。「必然」という言葉があるとするならば、必然は突然あたしの大空に降り注いできた。なんの予期もなく。天候で例えるなら「雷」とでもいうのだろうか。しかも、それは「音楽」ではなかった。「米津玄師」という人間の紡ぎ出した「言葉」だったのだ。

あたしは身動きのとれないまま言葉をよみ、音にむさぼり食らいついた。いつしか「人」から「人の産み出す音楽」へと移り変わっていた。40年の無音の世界に音がキラキラと舞い降りてきた。気づくと日常には常に彼の音楽があり、音楽の中に「生きる」を確認してる自分さえ存在していた。出会いは偶然だったのか必然だったのかはわからない。
ガラケーしかしらない私が彼に触れたくて繋がりたくて変化を選び、スマホというものでツイッターをはじめた。なんだか昔と違って時代なのか、こんなにアーティストを身近に感じられる「時代」に愕然と喜んだ。ツイッターでファンと繋がる、情報がはいる。なんだか恋愛しているみたいなワクワクな毎日だった。

ある時、必然だろうか、偶然だろうかフォロワーさんからLAMP IN TERRENというバンドを教えていただいた。今思えば全ては「必然」だ。音に無縁な私はどうやら有名だったらしい、米津さんとLAMP IN TERRENの松本さんの交友を全く知らなかった、知らないまま人生で初めてliveハウスというものに足をはこんだ、これが私のトライアングルの点と点のはじまりになることをしる由もなく。
2月に米津さんの音楽に世界観に狂い、3月にLAMP IN TERRENの松本さんのliveにいき、liveハウスという空間、音響、照明、ファンの熱気に私の感性は悲鳴をあげた。音と音楽がない時間が非日常になっていた。いつのまに日常と非日常が交代したのか気付く時間さえもあたしにはなかった、。そして音楽の喜びをしり、楽しみをしり、走り出した4月。

訃報がはいった。ヒトリエのwowakaさんの急死。ツアー中だった。あたしは勿論、音と出会って2ヶ月の赤子。ヒトリエさんをしらない。ただ、すでに見えないところで点と点になっていたトライアングルの音がwowakaさんと2人の仲をしることで完成してしまった。そしてワクワクなツイッターに呟きができなくなり、やめた。三人は三つ巴みたいな仲だったことを米津さんの「野暮」というblogと松本さんのblogを拝見することでしることになり、トライアングルは響きを奏でた。

私は何も知らないままwowakaさんがなくなった直後のLAMP IN TERRENのliveに関西から栃木のフェスまでおいかけて、1人泣いていた。LAMP IN TERRENの音楽もしらないまま、夢中で松本さんの声に、音に、ふれようと必死だった、4月。

あれから半年。今では毎月のように私はLAMP IN TERRENのliveにいき、しっかり口ずさめるまで歌を大好きになり、同時に感情が入りすぎて聴けなくなっていた米津さんの音も再びきけるようになった。そしてヒトリエのツアーが九月からはじまった。私はトライアングルに苦しめられていると勝手におもいこんでいた、でも、ちがった。ヒトリエのツアー初日、必然と偶然により、私は最前列の真ん中に勢いでおされて、きづいたらいるはずだったwowakaさんのたち位置の前にいた。彼に何度も泣きながら話しかけていた。liveは苦しいくらい素敵だった、泣きすぎて記憶が曖昧だ。でも確かに私は彼からメッセージをうけとれた。
トライアングルがあったから、私はいま、ここにいるんだと。苦しめられてなんかいなかった。逆だったのだ。

その同じ週にはLAMP IN TERRENのliveがあった、LAMP IN TERRENのメンバーが夢にまで見ていたアーティストとのタイバン、ふとチケットをみると、ヒトリエのliveの入場番号とLAMP IN TERRENの入場番号が全く同じだった。偶然だろうか、、。もはや偶然でも必然でも同じ意味をなすようになっている思考がうまれていた。
いよいよ発売になる米津さんのCD、そしてツアー先行抽選、ヒトリエツアーは無事に今、遂行されている、そして11月からはLAMP IN TERRENのツアーがはじまる、12月のファイナルをまつかのように2月から米津さんのツアー。米津さんのツアーファイナルの日付をみて私は息をうしなった。4月5日、、wowakaさんの命日だ。偶然なんかはこの世に存在しない。全ては必然。40歳で音にであったことも、トライアングルに支えられ苦しみながらも音楽に支えられている今も。

そして、私は今、作詞の勉強をしている。人生何が降り注ぐかわからない。青い空を仰ぎ見た。彼は眼鏡をかけて微笑んでくれていた。

音楽、音楽さん、ありがとう。
米津さん、wowakaさん、松本さんありがとう。
米津さん、ヒトリエ、LAMP IN TERRENありがとう。

そしてこれからも私の中で響きつづける
トライアングルさん、トライアングルさん、
ありがとう。

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