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音楽の力なんて信じてなかった

ギルガメッシュと私

音楽の力。よく聞く言葉だけど私はそんなもの信じてなかった。しかしそんな私に音楽の力を信じるきっかけになった出来事があった。
少し前の話、8月の末日に地元のライブハウスでヴィジュアル系の音楽をかけるDJイベントがあった。そういうDJイベントの存在はかなり前から知ってはいたけれど、そういうのは決まって開催地は東京など都会ばかりだった。田舎から足を運ぶのは正直ハードルが高い。
ところが。先日ついに思いが通じたのか念願叶って地元でヴィジュアル系のDJイベントが行われることを知りすごく嬉しかった。行きたいと思った。けれど同時に気がかりなことがいくつもあった。
私は3年前の夏に身体を壊し、それからもう3年以上もライブハウスに足を運んでいなかった。他にも熱中症になりやすい、パニック障害のような症状が出るなどと行けない理由を挙げていったらキリがない。行けない理由を探すより行ける理由を挙げられる人間になりたい。
そう、それでも私が行きたいと思ったのには理由があった。あるバンドの曲をまたライブハウスで聴きたいと強く思ったから。そのバンドの名前はギルガメッシュ。
つらつらと考え行くと決めチケットを予約したのは結局イベント前日の夜遅くのことだった。
結論から書くとものすごく楽しかった。
正直行きは不安だらけで過呼吸を起こしそうなくらいドキドキして踏み出す一歩一歩が重かった。入場してからもしばらくはへばっていた。それなのに帰り道は行きとは打って変わってウソみたいに足取りが軽かった。
それはきっと久しぶりにギルガメッシュの曲をライブハウスで聴けたからだ。
この日はリクエストも募集していたのでギルガメッシュの曲を何曲かリクエストした。その中からどうしても聴きたかった2曲を採用してもらえた。
ひとつは『お前に捧げる醜い声』。ギルガメッシュのラストライブで本編とWアンコールで2回演奏された、私にとって思い入れの強い曲のひとつ。そして昨年、MUCCの逹瑯のバースデーライブで、lynch.の葉月をゲストに迎え、逹瑯と葉月のツインボーカルでこの曲のカバーが演奏された。逹瑯と葉月のツインボーカルによる『お前に捧げる醜い声』は未だにラストライブのDVDを見れずにいる私の背中を押してもらったような、勝手にそんな気分になった。(ちなみにこの時の逹瑯と葉月のツインボーカルによる『お前に捧げる醜い声』は今でも葉月のInstagramでダイジェスト映像を見ることができる。)
そしてもうひとつは『evolution』。ギルガメッシュのライブの定番曲であり鉄板曲でもあって、個人的には彼らのライブはこれを聴かなきゃ帰れない。そんな位置付けのエレクトリックなイントロが印象的な曲。これがかかって私のテンションは一気にブチ上がった。とにかく楽しかった。久しぶりに叫んだ。楽しかった。

帰り道、行きはあんなにへばっていたのにそれがウソみたいに軽快な気分だった。
音楽の力を初めて感じた1日だった。

ギルガメッシュのラストライブのWアンコール。『お前に捧げる醜い声』で弐のギターの音が突然出なくなり演奏が一時中断する一幕があった。
私はこの時、きっと音楽の神様がギルガメッシュにやめるなと言っているんだと思った。今でもそう思っている。

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