2219 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

その先へ

米津玄師 シングルCD「馬と鹿」9月11日発売

米津玄師のシングルCD「馬と鹿」が9月11日にリリースされた。
毎日が忙し過ぎて、じっくりと音楽を聴くことから離れていた私が本当に久しぶりに購入したCDだった。
収録されている3曲のうち、「馬と鹿」「海の幽霊」はドラマや映画の主題曲であるが、二曲とも原作者や製作者の伝えたい想いの根幹を捉えていて、米津玄師というフィルターを通して染み渡るように伝わってくる。
そして、頭の中で自分の観たそれらの映像が再生された。自分を奮起させる気持ちであったり、逝ってしまった人達を静かに偲ぶ気持ちであったりと飽きることなく心を揺さぶられた。

「馬と鹿」のミュージックビデオはシングル発売前に米津玄師のYouTube公式チャンネルへアップロードされている。それを初めて目にした時、胸が締め付けられるような感覚になった。とにかく胸が苦しくて、「何か分からないモノ」から逃れている印象を受けたが、何度か見返すうちに、そうではなくて「何か分からないモノ」と正面から向き合い消化して前に進んでいるんじゃないか、米津玄師が感じている「何か分からないもの」は視聴者が抱えているそれとは違うかも知れないが、きっと乗り越えられる。全部は上手く行かなくても進んで行く道があると言っているような気がした。
タロットには「隠者」というカードがあるが、暗い混沌とした俗世間の中、精神的に満たされる世界を目指し、知恵の灯りで足元を照らしながら旅を続けている者、自分の歩んだ道を伝承し迷える人々を導いていく者を表す。「隠者」のイメージと「馬と鹿」のミュージックビデオの米津玄師が重なって見えた。

CDの話に戻るが、収録3曲目「でしょましょ」で

異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ
るるらったったったった            とある。

暗闇の中を生き抜く術もあり、様々な想いを馳せながら、遅ればせながら米津玄師に導かれてみようかと思う。

進む先にあるのは何だろか。
 
 
 

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい