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LAMP IN TERRENの音の花と言の葉

曲へのレター

その日も雨だった。
小雨の中、私は初めてのliveハウスという空間にとてつもない楽しみと緊張を抱えて向かっていた。

タクシーは気楽に、はしる。
窓からはみたこともない景色。
LAMP IN TERRENを知って一週間しかたっていないのに何かに導かれるようにヒトリで私は関西から飛び出した。

liveハウス前にはアーティストのグッズを身に付けた人がかたまっていた。liveに慣れているだろう人からはみでないように私は姿勢を正した。雨もいつしかやんでいた。

開場になり、「今日はどのアーティストを観に来ましたか?」スタッフから慣れた口調がでる。私はアーティストの名前さえしっかり覚えられてなかった。
「えーっと」看板を指差し、「この人達です!」と必死なジェスチャー。海外のように「?」な顔をするスタッフ。私は再び姿勢を正し中にはいった。

「へ~こんな空間なんだ」と何の音もない薄暗い中を味わいながら椅子をさがした。「ない!」いすがない。liveハウスがスタンディングだと初めてしった。

実際に音が始まった。私はBABY STEPという素敵な曲でLAMP IN TERRENをしったので、その曲が最後に響く時には自然とボーカルの松本さんやメンバーをみて泣いていた。理由はわからない。今年の三月末。

それから遠征までするようになって、LAMP IN TERRENを今では追いかけているが、未だに一番印象に残っているのはその日の松本さんのMCだ。
彼の目には決意がみなぎっていた。
私が知らない一年前に、松本さんの声帯ポリープ手術のためにバンドは活動休止していたのだ。そんなことも知らない私に彼の言葉は真っ直ぐに飛んできた。

liveハウスという空間にふれ、ファンにふれ、音にふれ、照明にふれ、全てが輝いていた。もちろん初めてきくバンドの生演奏と松本さんの声に圧倒された。
その頃、歌詞に関心を抱いていた私はLAMP IN TERRENの楽曲は勿論、歌詞にひかれた。

花の歌詞が多いLAMP IN TERREN
私には松本さんの優しさの表れにおもう。

そんな私は初めてファンレターというものをかいてみた。しかも、次に好きになった「花と詩人」という曲に、歌詞に、ファンレターを書いたのだ。そこにドライFlowerの花をつけて、、、。
「変なファンだとおもわれるだろうな」と思っていたし、「引かれるだろうな」と思ったが、私の衝動は「花と詩人さんへ」と文字を書き始めていた。

最近のMCでも勿論、彼の紡ぐ言葉は生花で、水をほっする。繊細な人、人間らしい人、だから気持ちに刺さるMCが毎回降り注いでくる。

デビューして五年、他のバンドと比べながらも悩みながらも進む彼の一言一言。
「僕たちはただ音楽を選んだ人間、何もみんなとかわらない」私はこの言葉が大好きだ。

遠くなく身近な生活に音になってやってきてくれる。
ありがたい。救われてばかりだ。だのに、何もできない。何もする必要なんてないのだろうけど、そうおもわせてくれるほどのバンドなのだ。

別世界じゃなく、同じ世界に同じ時間に同じ今に生きてくれるバンド。好きな曲ができると、曲宛にいくつかファンレターをかいてきた。もうどうおもわれてるかなんて、どうでもいい。私には曲が生きてる人間にみえることさえある。そんな歌詞と楽器のLAMP IN TERREN。

ツアーが11月からはじまる。また新しい何らかの出会いがまっているとおもえてならない。またliveハウスに恋をして、音に恋をして、メンバーに松本さんに、曲にファンレターをかくだろう私。

変な人、変なファンをこれからも貫きたいとおもう。
毎回毎回泣いていた私がやっと、やっと、周りに合わせられるようになれた、成長できた自分も認めながら、繊細で、人間らしい、人間より人間らしいボーカルであり作詞、作曲の松本さんを、素敵なメンバーを応援していきたい。

          以上、現場からでした笑

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