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新米バーサーカーより、拝啓ストレイテナー様へ捧ぐ

感謝と決意

ストレイテナーに出会えたこの奇跡は、何にも代えがたいものになった。

2018年の10月、何気なく眺めていたツイッターでストレイテナーが周年でベスト盤をリリースする、その記念にLINEライブを配信しますという内容の告知を見た。
へぇ、あのテナーもとうとう20年目になったのか、おめでとう。
時間が合えば見ようかなとその程度の気持ちだった。
すっかりその配信日のことも忘れて、目の前の日常に追われていた。
当時私は新規オープンの店舗を任され必死に闘う毎日で、
とにかく忙しかったという記憶が漠然とあるような状況だった。
そんな中、仕事から帰宅するとまさに今その配信をしていますよとツイッターに情報が流れてきた。
配信はとっくにアルバム紹介の時間を終えており、
4人がまったりとトークをしている場面になっていた。
喋るメンバーを見るのも初めてで、ひたすら緩いその雰囲気に
この人たち面白いなと思ったのを覚えている。
最後に何か歌って終わろうという話になり、彩雲を演奏してくれた。
もちろん聴くのは初めてだったけど、一瞬でその曲が大好きになった。
メロディもさることながらメンバーの楽しそうに演奏する姿と、
醸し出す多幸感あふれる空気が今でも忘れられない。

そこからまた日々に忙殺され心身ともに疲れ切ったある日、
何もかもが嫌になって、発散したい、ライブに行きたい、
そうだ、テナーのライブに行こうと思い立った。
決めたのが確か11月半ば。テナーは丁度周年で全国をツアーで周っている最中。
こんな好都合な状況、今思えば本当に奇跡的でしかないと思う。
何とかチケットも手に入れ、念願のワンマンライブに初参加した。

2018/12/6 三重県松阪市にある松阪マクサ
初めて行くライブハウスでキャパシティのことも全く知らなかった私は、
ステージとの距離を見て驚愕する。近い・・・。
整理番号は後ろから数えた方が早いくらいだったけど、
それでも十分過ぎるほど近い。
いよいよライブが始まった。ホリエさんだ。シンペイさんだ。
よく雑誌や記事で見ていたけど今目の前にいる。
ひなっちさん、めっちゃお客さん見てるしすげぇ笑い掛けてくる。
OJさん、めっちゃ飄々としてる、かっこいい。
私はというと、恥ずかしながら2013年にリリースされた21st CENTURY ROCK BANDと2016年リリースのCOLD DISCしか聴いてない状態での参加。
当然ほとんどの曲が分からなかった。

そんな中とある1曲の歌詞に胸を衝かれた。その曲は“The Future Is Now”

『未来をさあ見に行こう 過去も変えていく未来を』

過去なんて変えられないと思い込んでいた自分。過去のせいでこれからの未来も割と明るくない状況に自暴自棄になっていた自分。
でもこの歌詞はそうじゃないと言っている。

『いつか君が流した あの涙が今僕を突き動かすよ』

全部全部自分の責任なのだから、泣くことなんて許されないんだ。
わたしの涙なんて何の価値もないと、誰にも弱音が吐けなくなっていた自分。
でももしかしたら受け止めてくれるひとがいるのかも知れない。

『その未来は今なんだ』

もしかしたら今、この今の行動で過去の過ちを塗り替えていけるのかもしれない。
この曲が、そう思わせてくれた。
気が付いたら涙が溢れて止まらなくなっていた。
と同時に、ずっと抱え込んでいた重く暗い感情が浄化されたかのようになくなっていた。

どうしてテナーのライブに来たかったのか。この曲に出会うためでは?
と思うほどこの“The Future Is Now ”は私のこれからの生き方の指針となった。
 

出会う前は人生に希望を持てず、半ばやけくそで生きていた自分に、
改めて音楽による救済力と楽しみを与えてくれたのがテナーだった。

彼らのバンド名の『まっすぐにする人』という意味の通り、
テナーに出会ってからこれまで、まっすぐ背中を正されながら生きてこれたと思う。
ライブという空間でお互いの時間を共有できることの尊さ、
彼らの音楽と共に生きていられることの喜びを噛みしめて、
これからもまっすぐ、“今”を大切に生きていこうと思う。

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