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MERRY LIFE GOES ROUND

DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2019

今年はドリカムがデビュー30周年という特別な年に4年に一度の大イベント「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2019」が重なるスペシャルイヤーだ。私がドリカムのファンになったのはつい数年前のことで、今回が私にとって初めてのワンダーランドだった。個人的な感想をまず言うと、今までで最も最高で最悪なライブだった。
ではまず、セトリについて話すとする。また、最悪という言葉を使った要因はセトリにある。もちろんドリカムの曲は全曲好きだし今回のセトリも凄まじく素晴らしかった。普段のワンダーランド(とりわけ前回のワンダーランド)とは違い、今回はファンからのリクエストは取らず、吉田美和と中村正人が節目の年だからこそ聴いて欲しいという主張が色濃く表れた内容だった。そのおかげでまさか聴けると思っていなかった曲もいくつも披露され、筋金入りのファンにはとても嬉しい部分もあった。個人的に言わせてもらうと、一曲目がまず涙必須の選曲だった。とても好きな曲だったし、これが一曲目に来るというところもまたとても感動した。また、とても好きな「薬指の決心」でも涙が溢れた。「忘れないで」や「7月7日、晴れ」といったファンからの人気は高かったにも関わらずなかなかライブで歌われて来なかった曲もあり、とても嬉しかった。後半では渋めのファンクナンバーの畳み掛けからのこれぞワンダーランドという大ヒットナンバーの畳み掛けへと続き、興奮を隠しきれなかった。だが最悪だった要因のセトリ問題がある。それはワンダーランドでお馴染みの曲達の中で今回披露されなかった曲が多過ぎることだ。例えば「時間旅行」「星空が映る海」「眼鏡越しの空」「空を読む」「LOVE LOVE LOVE」「晴れたらいいね」などが挙げられる。これらはどれも今までのワンダーランドではほぼ欠かさず歌われた曲であり、尚且つ私が大好きで特に楽しみにしていた曲達だ。ここら辺の曲が1つもなかったことがとても辛く悲しいことであった。これが最悪という言葉を使わざるを得なかった理由である。今となっては近いうちにライブで聴けることを望むばかりである。
次にセトリ以外の演出や衣装などについて語らせてもらいたい。個人的には今回の演出や衣装は文句なしに史上最高だった。まずオープニングのアニメーションが今までにないくらいワクワクさせてくれる内容だった。そしてまさに宮殿のような趣きの衣装を着たサポートメンバーやホーン隊が華やかさと同時に興奮も上げてくれた。そしてド派手な花火とともに幕が一気に降りて大きな三日月に乗ったドリカムの2人が現れた。この時点でもう涙が止まらなかった。そして先にも述べた一曲目を歌いそのまま二曲目の「あなたとトゥラッタッタ♪」が披露された。まるで舞踏会のような衣装の吉田美和とバックダンサーのあなたッタダンスは格別だった。また地味にファンを喜ばせたのが過去のアルバムや過去のワンダーランドを振り返る特別映像だった。そして毎回趣向を凝らしたステージセットのワンダーランド。今回は超巨大モニターを両脇に構え、真ん中にはどデカイロゴマーク。これだけでも大迫力なのに、更に中盤ではメインステージがそのままトランスフォームした。これには誰もが衝撃を受けたことだろう。また、私のようにステージセットに対して関心があるものなら気づいただろうが、その動くメインステージの細かいところまでデザインが行き届いていた。まるでディズニーのテーマパークのように作り込まれたステージセットだったと思う。そして演出面で特に印象に残ったのは「決戦は金曜日」で吉田美和と中村正人の二人乗り自転車で宙を舞っていたことだ。これもまた大迫力だった。その時には完全にみんなのテンションはマックスだったことだろう。まさに祭典と呼ぶにふさわしい、いや、相応し過ぎるほどのド派手で最高にエキサイティングな演出だったと言える。また今回は衣装も凄かった。とてつもなく可愛いものからとてつもなくカッコいいもの、さらにとてつもなく美しいものまで、多種多様でそのどれもがハイクオリティーだった。
そして今回なにより声を大にして言いたいのが、音楽そのもののクオリティーの高さだ。細かくは書かないが、ミュージシャンがとてつもなく豪華なのだ。ドリカム史上初のツインドラムでいつもの倍以上のリズムの厚み作り、8人を超えるホーン隊による恐ろしいほど肉厚で豪華なサウンドだった。それを指揮する中村正人は還暦を迎えたとは思えないほどの音楽家でありエンターテイナーなのだと痛感した。そして1ファンとしてやはり言いたいのは、吉田美和の歌声の素晴らしさだ。生で聴くと音源やライブ映像などとは比べ物にならないほど心に響く歌声と歌唱力なのだ。「薬指の決心」や「うれしい!たのしい!大好き!」などではとても可愛らしく歌い上げ、心なしか少し音が高く感じるほどだった。「朝がまた来る」「さぁ鐘を鳴らせ」「何度でも」では胸に突き刺さる力強い歌の力を体現してくれた。最後の「未来予想図II」ではこれぞ吉田美和と言った全身を包み込む深く壮大で圧倒的な歌を聴かせてくれた。その時私は全ての細胞を耳にして聴いたほどだ。
一曲目に「MERRY-LIFE-GOES-ROUND」最後に「未来予想図II」に持ってきた今回の構成はとても感動した。これはまるでこれからも素晴らしい音楽を届け音楽シーンを走り続けることをファンに約束しているように感じた。その証拠に最後のMCでは50周年にまたワンダーランドをすることをファンに宣誓してくれた。
今回のワンダーランドは他に類を見ないほど本人たちの想いや意志が強く表されたライブであり、それを素晴らしい構成と圧倒的な音楽の力でファンに感動の歓喜と共に伝えてくれたまさに史上最強のエンターテイメントだった。

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