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『檸檬の棘』を聴いて

黒木渚という文学少女の今

“独特の文学的歌詞で、女性の強さや心理を生々しく歌い上げる、孤高のミュージシャン”

というプロフィールがある。
それが黒木渚だ。と。

最新フルアルバム『檸檬の棘』はまさにそれが爆発しているように思う。
いわゆる渚節とファンの間で言われている曲が目白押しなのだ。
しかし、曲によっては今まで見せた事のない弱さを歌っているものもある。

地獄(咽頭ジストニアという歌唱が難しくなる病に罹った。)から這い上がりながら作り上げてきた今作には様々な想いがあったのだと思うと、いちファンとしては涙なしに聴けない曲が多い。

彼女の魅力は、退廃的な文学的歌詞の中に美しさを盛り込むのが匠の域にある事。
そして、どこか少年のような純朴な声がいい。

彼女の才能というより、人生で培ってきたものが今作に集約されている。
そんな『檸檬の棘』という実に4年ぶりのフルアルバムを聴いて、耳に焼きつけてみてほしい。

僕個人のオススメは『彼岸花』という曲がイチ押しで、彼女ならではの情景と心理の描写が秀逸。
そしてリズムが最高にカッコいい。

もう1つ挙げるならば、やはり表題曲の『檸檬の棘』だろうと思う。
これは彼女の生い立ち、そして現在の心情を歌っているのではないかと感じた曲で、今の彼女の決意表明であると勝手ながら思っている曲だ。

その他にも紹介したい曲はたくさんあるが、実際に聴いてもらった方が彼女のパンチがヘビー級で、一撃食らったら耳から離れなくなるようなインパクトのある曲が多数あるので、是非聴いてほしい。

黒木渚、彼女は現代のジャンヌ・ダルクであり、一度聴けばあなたの音楽感性に革命を起こす事だろう。

『檸檬の棘』

1.ふざけんな世界、ふざけろよ
2.美しい滅びかた
3.ロックミュージシャンのためのエチュード第0楽章
4.檸檬の棘
5.Sick
6.彼岸花
7.原点怪奇
8.火の鳥
9.タイガー
10.解放区への旅

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