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米津玄師「馬と鹿」

スポーツ初心者の米津目線で書いたラグビー賛歌

米津目線とは

米津玄師の「馬と鹿」に関するTVインタビューの中で、
彼は近年サッカーを見るようになって、初めてスポーツ観戦にハマったのだと語っている。
スポーツ(観戦含め)は、米津にとって未経験のジャンルであった。
それを理解していくというのは、、自分にないものを補完する行為なのだという。

そんな時、ラグビーをテーマにしたドラマの挿入歌の依頼を受けて作ったのが、この曲だった。
ラグビーという自分にとって未知のテーマで、どう曲を作り上げるか。
まるで準備されたような課題だと感じたに違いない。

まず、タイトルの「馬と鹿」

…これは、やはり馬鹿(baka)ってことでしょう。
語源はというと、サンスクリット語のmoha(「無知」の意味の語)が転じたのではないかとされており、
馬にも鹿にも起因していない。けれど、『馬鹿』ではなく「馬と鹿」としたところに、
「愛すべき馬鹿」というニュアンスを感じるのは私だけだろうか。
だいたい、W杯のラグビーの試合を観て「こんなことを選んでやるなんて、
本当に馬鹿じゃないの?(=すごいんだけど、信じられない!)」と思わないではいられない。

「呼べよ 花の名前をただ一つだけ」

もちろん、日本代表のエンブレムは「サクラ」。
出だしの「歪んで傷だらけの春」この一言で、
後から出てくる「花」=サクラであることが表現されている。素晴らしい!
イギリス発祥とされるラグビーは、植民地でもそのスポーツを広めてきたわけだが、
その際に国籍だけではなく、その国に縁があり、
その国を背負う志のある者を代表選手と認めるというルールがあるわけで(末尾に記載)
あえて言うなら、日本代表を目指す勇猛果敢なラガーマンたちは皆
「サクラジャージを着たい!」と強く願うのだ。
このギャップ、これも愛すべき「馬と鹿」。

「これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった」

そう、こんなにまでして、戦うこと。血を流し、満身創痍で、
それでも麻酔も打たず戦い続けること。サクラの名の下に。
それって、愛じゃん。愛じゃなきゃ、何?

これが、米津さんが初めて知った、驚愕の感動の馬と鹿のスポーツの世界、だったのかもしれない。
 

【エンブレム】
ちなみにイングランド代表のエンブレムは「赤いバラ」、スコットランド代表は「アザミ」である。

【日本代表の条件】
①出生地が日本、②両親または祖父母のうち1人が日本出身、③日本に3年以上継続して居住(2020年12月31日以降は、5年以上)
④日本国籍を取得後、7人制の日本代表としてセブンズワールドシリーズに4戦以上出場⑤日本への累積10年の居住

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