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mouth to mouse (sent you)を聴いて

ユニゾンが戦友に贈った曲に勝手に思いを馳せて

UNISON SQUARE GARDENの新しいシングルがリリースされた。タイトルは「Phantom Joke」。表題曲は有名アニメシリーズの主題歌になっている。しかもリリースと同時にサブスクリプションサービスにシングル表題曲が解禁され、再生回数も各サイトでかなり上位になっている。

しかし、私が心打たれたのはカップリングの曲だ。シングルの3曲目に収録されている、「mouth to mouse (sent you)」。シングルリリースが発表された、約2か月前からカップリングに収録することが明らかにされていたものだ。
作詞作曲を担当するメンバーの田淵も、ブログで触れていたとおり、仲の良かったバンド・bus stop mouseに向けたトリビュートソングであるこの曲。今年4月に行われた、そのバンドとの対バン企画で披露されていた。私はたまたまチケットが取れてその場に居合わせたのだが、聴いてとにかく衝撃を受けた。ブログで触れられていたとはいえ、メジャーデビュー前の未音源化曲についての情報はインターネットを探してもほとんど無い。どんな曲かと、その日を楽しみにしていた。
その日、セットリストでいうと序盤が終わったあたり。斎藤のMCに続いて、その曲は披露された。
心斎橋Music club JANUSに集まった約500人が、ほぼ初めて聴く曲にもかかわらず、興奮した様子だった。かく言う私も例外ではなく、記憶に残ったのはサビの『さよならが聞きたいんじゃなくて また会えると言ってほしい』という歌詞だった。bus stop mouseの活動休止に対して、田淵が贈った言葉であろう、ストレートな歌詞。それだけが、強く心に残っていた。

そんなライブから約半年、ついにその音源が私の手元に届いた。改めて聴いたり歌詞を読んだりすると、色々と感じるところがある。私は勝手に、実体験の別れを思い出して重ねて、切ない気持ちになった。
また、そんなライブを思い出しながら聴くと、こみ上げるものがある。いち参加者に過ぎない私だが、その曲ができてから今までの約10年の彼らを思うと、色々なことを感じずにはいられない。bus stop mouseのメンバーのツイートや、4月に見たユニゾンの3人の表情、田淵のブログでの言葉。そのどれもが、この曲への思い入れを示しているようだった。

きっとあの田淵のことだから、いろんな思いをこの曲に込めたのであろう。そして、その真意を私たちは知ることは出来ない。しかし、勝手に想像するのは自由だ、と許してくれるだろう。というわけで、色々と考えてしまっている。
この曲を通じて、bus stop mouseとユニゾンの関係性に触れた私は、両バンドをより好きにならずにはいられない、と音源化された今、思うのだ。
 
 

※『』は「mouth to mouse (sent you)」の歌詞より引用

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