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音と歌詞のコントラスト

星野源のSame Thingを聴いて

 
音楽は自由だ。
よくそんな言葉を耳にする。
私も音楽は自由だと思う。
それはいい意味でも悪い意味でも。

窮屈な毎日から連れ出してくれる音楽
憧れちゃうような音楽
背中を押してくれる音楽

自由な音楽に救われた経験が数えきれないほどある。

でも時々、自由な音楽が苦しくなる。
例えるなら、盛り上がっているカラオケボックスの個室から抜け出したくなるような
そんな感覚だ。

みんなと同じように笑い、盛り上がりながら
心の中で本当の自分が泣いている。
 

この世界が音楽が自由すぎるが故に、そんな事を思ってしまうときがある。
 

“星野源が海外アーティストとコラボ”

周りが自分の進む道を決めている中、
自分だけが今に取り残されているような、
答えの出ない日々の中で
「なんだか、日本が誇る星野源も遠くに行っちゃったなぁ」なんて思っていた。

数日が立ち、おすすめに出てきた
Same Thingのミュージックビデオ。
引き寄せられるように、再生した。
 

全てを聞き終わって、まず「楽しい」と感じた。
明るくてキラキラしてて、自然と手と足が踊り出す
そんなメロディーだと思った。

Same Thingは完全英詞であるため、
語学力のない私にはfuck youという言葉しか入ってこなかった。

ふと、日本語という項目があることに気づき、
もう1度再生してみると、英詞の和訳が表示されるようになった。

全て聴き終わった私はとても衝撃を受けた。

決して、明るく私たちに呼びかけている歌詞ではなかったからだ。
「fuck you」と「愛」、「楽しそう」と「最悪だ」のように
対照的な表現のバランスが絶妙な歌詞

そして、私は音と歌詞のコントラストが素敵で
メロディーが光なら、この英詞は闇だと思った。

そして、このコントラストは
みんなと同じように笑い、盛り上がりながら
心の中で泣いている自分にそっくりだとも思った。

少し親近感が湧いた時、
『それで大丈夫 それでいい』
という歌詞から目が離せなくなった。
 

背中を押すわけでも、私をここから連れ出すこともなく
そっと隣にいてくれるような歌詞が私の心に
寄り添ってくれるような感覚になった。

きっと、こんな風に受け止めて欲しかったんだな、と
ストンと腑に落ちたような気もした。
 

自由な音楽。だからこそ窮屈になる。
それでも自由に生きたい。

今ならこの世界で羽ばたける気がする。
だって、楽しそうって思うのも最悪だって落ち込むのも
どっちも同じだから。
 

私を救ってくれたのは
国境も、言葉も、肌の色も超えた
星野源の自由な音楽。
 

これからも日本が誇る星野源の音楽と一緒に
自分が描く未来へ自由に羽ばたいていきたいと思う。

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