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フジファブリックはまた進化を遂げた

5年前の武道館と今回の大阪城ホールを見たファンの感想

フジの大阪城ホールを終えて数日が経過した
好きなバンドのために大阪まで飛んでいくなんて初めてだった

だから夜行バスは慣れない上に寝れないし、翌日は8時間寝たにも関わらず通勤列車で爆睡してしまうし…
それだけ自分には負担がかかるものだったのだ(帰宅した日の夜なんて左目が自分でもドン引きするほど充血していた)

それでも僕はフジの大阪城ホールへ見に行ったことを後悔していない
僕にとって今年1番のライブだと思ったからだ

今回の大阪城ホール公演を振り返って1番印象的だったこと
それはアリーナだというのにほとんど演出が行われなかったということだ

確かに「赤黄色の金木犀」では生前の志村が映し出されたり、最後では照明が赤黄色に
直後の「ECHO」では山内が志村に捧ぐかのように歌い、ギターを弾きまくる
アンコールの「プレゼント」では歌詞が表示される演出もあった

でもアリーナらしい派手な演出はほとんどない
5年前の武道館では「WIRED」であまりにシュールな映像が映し出されたり、「地平線を越えて」や「銀河」では派手なレーザーもあった
そういったものは全くなかったのだ

でも終演後、僕は余韻に浸っていた
あの日、山内は「みんなを幸せにします」と話した通り、僕は幸せだった
なぜ幸せになったのか
それは山内の歌が更に進化したのだ

ボーカリストに転向した頃の山内はまだボーカリストとしての基礎体力が備わってなかった
だから喉を飛ばすことも珍しくなかったし、実際3人になってから最初のツアーでは喉を飛ばすこともあったし、それはロッキンでもそうだった

7年前のLAKE STAGEのトリ
徒然流線TOURを振り替えるかのように序盤から「TAIFU」、「夜明けのBEAT」と飛ばしまくり、誰もが度肝を抜いた「Mirror」を長時間に渡って演奏してしまうという強気な姿勢
でもアンコールの「ECHO」、ここでも喉を飛ばしてしまった
それでもとてつもない気迫があった
あの瞬間を今でも覚えている

それから7年、今回の「ECHO」は更にその上を行く
当然あの頃と比べれば山内は上手くなっている
でもそれ以上に志村への想いが伝わってくるのだ
演奏からも歌唱からも
あの場面は今回のハイライトだと僕は思っている
そしてそれ以外の場面でも山内の歌唱は良かった
見ているものを幸せにしていたのだから

もう1つ印象に残ったこと
公演終了後に多くの方が口にしていたが、セットリストである
「虹」も「銀河」も「夜明けのBEAT」もない
セットリストは2011以降の曲が7割、2014以降に至っては半分を占めていた

こういった記念碑的公演はノスタルジーに浸りがちで過去の名曲を多く散りばめやすい
しかしながらフジは現在進行形の姿を見せた
懐メロバンドではない、今なお進化し続けている証明するように

そもそもフジは初期から常に変化しており、一度たりとも似たような作品をリリースしてない
常に見せるのは新しいフジファブリック
特に最新作の「F」はフジが得意とする変態ロックに更なる磨きをかけ、最高傑作となった
この大阪城ホール公演、武道館からこの日に至るまでの進化の証だったのである

山内は「今日のことを忘れない」と話していたが、僕も絶対忘れない
いや、生涯忘れないだろう
それくらい最高のライブだった

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