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四畳半のあの星が何万もの光になった日

BUMP OF CHICKEN 11/3 aurora arkツアー東京ドーム公演に寄せて

手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって
思えるほどの事だった
          “Spica”
 
 

「何千何万もの曲の中から
俺達の曲を見つけてくれた
お前に会いに来たんだ、お前に唄ってるんだ」

感極まった藤くんが言ったこと、突き刺さった。
ずっと、欲しかった言葉なんだよ。

会いに来てくれてありがとう。
あんな愛に溢れたライブをありがとう。

私達が返したかった“ありがとう”という愛は、
貴方達に伝わりましたか?
 

11月3日、三連休中日。
7月から始まったaurora arkツアー最終公演初日。
こんなに泣いたライブは初めてだった。

BUMP OF CHICKENのライブは、
幼なじみ仲良し4人組の空間に、お邪魔している気持ちになる。
(微笑ましくてホントに好き)

でも、いざ曲が始まると、あっという間にその世界に誘われる。

規則正しい秀ちゃんのドラム、
踊るチャマのベース、
誠実なヒロのギター、
藤くんの柔らかく透明な声。

4人が20年以上鳴らし続けてきた音に心が震える。
 
 

後にも先にも ひとつだけ ひとつだけ
その腕でギュッと抱えて離すな
世の中にひとつだけ かけがえのない生きてる自分
弱い部分 強い部分 その実 両方がかけがえのない自分
誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く抱きしめてくれ
上手に唄えなくていいさ
いつか旅に出るその時は
迷わずこの唄をリュックに詰めて行ってくれ
              “ダイヤモンド”
 
 

20年前、四畳半だか六畳の部屋で藤くんが作った曲は、
20年経っても色褪せることなく私達の心に響くんだ。

大事な人ともう二度と会えないこと、
天秤に載せたものを選べずに立ち止まっていること、
繰り返す日常に冷めた気持ちでいること。
嬉しい、楽しいこと以上に、
たくさんの辛いこと、逃げ出したいことを抱えている。

もしかしたら、
明日地震があるかもしれない、
洪水が起こるかもしれない。
家がなくなるかもしれない、
大切な人、ものを失くすかもしれない、
自分が傷付くかもしれない。

でも、私がいなくならない限り、明日は続いていく。

だから、背負うリュックには、
明日も明後日もずっと、
BUMP OF CHICKENの曲をたくさん詰めていきたいんだ。

私にとってBUMP OF CHICKENがそうであるように、
BUMP OF CHICKENにとっても、私があの星の一つであってほしいんだ。
 
 

振り返らないで 悔やまないで
怖がらないで どうか 元気で
僕は唄うよ歩きながら
いつまで君に届くかな
その涙と引き換えに
その記憶と引き換えに
この歌と引き換えにして
僕らは 行ける
      “同じドアをくぐれたら”
 
 

ライブが終わったこの夜、
東京ドームの外は雨が降っていた。

でも、私にはあの星が見えた気がした。

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