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嵐を巻き起こす嵐へ

歴史を刻む瞬間に居合わせた私より

11月3日、CDデビュー20周年を迎えた嵐は、“情報過多”がTwitterでトレンド入りするほど多くの新情報を発表した。まさにネット上に“嵐を巻き起こし”ていた。

休止を発表した彼らに残された時間は1年と数ヶ月。そんな中で怒涛の活動内容発表。
彼らはどこまでゆくのだろう。これまで魅せてくれた数々の絶景をさらに超え、どれだけのものを魅せてくれるのだろう。

ワクワクを超えて戸惑いさえあった。
 

その時頭に浮かんだのがこの一節だった。
 

《いま居合わせる 君 幸せ この歴史を後世に語れるだろう?》(COOL&SOUL)
 

私は心の中で「ああ、まただ…。」と呟いた。刻まれる新たな歴史を目の当たりにするたび、居合わせる自らの幸せに喜び慄く。この感覚は何回目だろう。

20周年の節目の日、何度目かの居合わせる幸せを感じさせられたのだ。

前述の詞の直前、こう歌われている。
 

《山 風 合わせ 巻き起こると皆大慌て》
 

予言者なのだろうか?
現に私を含め、少なくともファンは大慌てだ。
お金、仕事、バイト、学校、受験、就活。
あらゆる事情と戦い、彼らにしがみついていこうと必死だ。

世界中にいる何百万人のファンの共通点はただ1つ。嵐を好きだということ。
それ以外にはそれぞれの生活がある。性別も年齢も国籍も何もかもバラバラ。それでも何度か同じコンサート会場で会ったりする。不思議なことだが、これは彼らが作り出した偶然の奇跡だ。奇跡の偶然だ。

嵐について語るとなぜだか壮大な奇跡の物語に行き着くのは“あるある”なのでご勘弁を。話を戻すので許してほしい。
 

この楽曲が発表されたのは2006年。今から約13年前、まだ嵐が“国民的”の称号を得る数年前。彼らはこの頃からすでに、強い覚悟と野心を持ってファンを引き連れていた。
 

《アイドル タイトル奪い取る 快速
“マイク持つアイドル大国”奪い取る》
 

爽やかだとか穏やかだとか、嵐よりそよ風だとか。
嵐の名にそぐわぬ言葉で形容される彼らにも目に見えない炎が燃え盛っていた事実が、柔らかいのにどこか強い美しさを持つ彼らの大きな魅力。とんでもなく愛おしい。

当時5歳の私は、恥ずかしながら嵐を認識していなかった。それでも、アイドル大国でアイドルのタイトルを奪いとった嵐の歩みに途中乗車できたことは、人生の大きな財産だ。
 

音楽好きの私としては、音楽ストリーミングサービスの解禁は衝撃的だった。ジャニーズ事務所が介入することのない世界だと思いこんでいた。介入しなくていいとも思っていた。

ただ、忘れていた。
 
 

《そう 俺らがあくまで タイトなパイオニア》
 
 

そう。彼らはいつだって“パイオニア”だった。

有無を云わさぬ実力を培い、先駆者として認めざるを得ない存在へと駆け上がった。
“CDが売れない”時代に、大袈裟な特典をつけるわけでもなく圧倒的な売り上げを誇る彼らだからこそ、進めた新たな道。

結果は、大成功(としか言いようがない)。
配信限定(11月6日現在)の新曲は配信初日から1位にランクインし世界の音楽業界を賑わせた。

もはや日本でとどまる嵐ではないことを改めて知らしめた。

また新曲とともに、シングル全64曲も配信がスタートした。同時に64曲、いくらファンが多いと言えど好みは別れるはず。
そんな心配は無用だった。トップ100にランクインした曲数は半数を優に超える。世代性別問わず愛される証であろう。自分のことのように誇らしくなる。

ストリーミングサービス介入の動機として“休止後もファンが寂しくないように”と語る、優しさ誠実さを象ったような彼らに、私たちができることは何があるだろう。

私は、彼らが嵐を“宝箱にしまう”その間、宝箱に埃が被ってしまわぬよう、放っておかないことだと思った。
嵐がその箱を開ける、歴史のページを開くときまで、ただ宝を大切に愛おしむ。音楽を聴き、歌い、響かせ続けるのだ。歴史を語り続けるのだ。

少なくとも、私はここに誓う。
 

こちらが抱えきれないほどの大きな愛を与えてくれる彼らに、2021年以降の生活に不安や寂しさを抱えながらも“まずは大きな感謝の言葉を”伝えていきたい。
せっかくSNSを解禁してくれたのだ。伝える方法は無限大。沢山の愛を 何度何度も伝えていたい(5×20)と歌う彼らに愛を返すほかない。
 

そして新たな出発のその日まで、辿った道を語り継ぐ。
 
 

居合わせた幸せな者、嵐の歴史の目撃者として。

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