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琴線に触れて

藤原さくらという奇跡の歌声を咲かせる花

出会いは母がラジオで聴いた『「かわいい」』。

私が好む音楽を熟知している母が「こんなアーティストがいるよ、好きそうなやつ。」と教えてくれたあの日の夕方5時ごろ。私の世界は大きく広がった。
 

部屋の隅っこでスマホから曲が流れ始めた瞬間、ワクワクするようなドキドキするような、体の底から湧き上がる何かを感じた。

新しい音楽に出会ったとき特有の、あれ。体の中にジェットコースターがあるなら、それが全身を走り回るような。

良い例えが浮かばないが、これを読んでくれている音楽を愛する人たちならきっとこの大雑把な表現でも伝わるような気がする。

そう、あの感じがした。

イントロが終わり歌声を耳にしたあの瞬間また、世界が広がった。今まで聴いていた女性シンガーの声とは何もかも違っていた。
低くて柔らかくて、どこか少女のようなあどけなさのある声。サビの高音は“低い声の人が出す高音”で耳触りの良い心地良い声。虜になった。
 

その後、彼女が主演を務める月9ドラマが始まり、そこで披露された歌声もたまらなくよかった。
 

気づけばタワーレコードにいる私。
主題歌のCDを購入し、そこからはあっという間だった。いつの間にか現在在庫がある作品全てがCDラックに並んでいた。(インディーズ時代の作品が手に入らないのが悔しい限り)

全てを網羅してしまった私が気づいたのは、一瞬にして私を虜にしたあの歌声のそのまた昔。
1stインディーズアルバム「full bloom」での歌声は、前述の出会いの曲となった『「かわいい」』の頃よりさらに低く太いようだった。
時が経つにつれ高音が伸びやかに、遠くに飛ぶように、ハリが出てより艶やかに変わっていくのだが、どの時代を切り取っても魅力に溢れている。
 

スピーカーでもイヤフォンでもなく生の声を聴きたいと思うようになった私はキューズモールでのイベントに応募。運良く最前列へ。
一曲目、月9ドラマでカバーしていた「500マイル」。

初めての経験だった。

歌声を聞いた瞬間、涙が溢れた。その時は、ずっと好きだった彼女へ会えたことやその歌声を聴けたことの嬉しさ、生歌特有の感動、歌声の美しさ、何に涙しているのかわからないがとにかく感動して泣いていた。

それからは、何度も何度もライブへ足を運んだ。フリーライブ、ワンマンライブ、フェス、そして舞台。

全て、歌声を耳にした瞬間に涙が溢れた。ワンマンライブなんて、全曲泣いてしまった。自分で自分に驚いた。もちろん、曲に対する感動もある。それでも、歌声のみで、無条件に、条件反射で溢れてくるものがあった。
 

これが、琴線に触れる歌声なのだと知った。
 

「おばあちゃんになっても歌っていたい」
ライブのMCで彼女はこう言った。嬉しかった。私は強く願った。
 

おばあちゃんになる頃にはきっとまた変化しているその歌声もこうして生で聴けますように、いつまでも愛されて楽しく歌ってくれていますように、と。
 

新しい感覚をくれたこと、音楽を届けてくれることへの感謝と愛を込めて。
 
 

最後に、読んでくださった方へ
私は専門的なことはよく分かっていません。そこら辺にいるファンのラブレターとして読んでもらえたら幸いです。歌声にフォーカスを当てたので書いてませんが、その時々の等身大の歌詞も、魅力的です。是非ご視聴ください。

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