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クリープハイプ

直近のライブで思ったこと、2019年11月16日現在の気持ち

しあわせってどんな味がするんだろう。キスみたいに色んな味かも知れないなあ。餃子を食べた後なら、餃子の味かも知れないし。もしかしたら何の味もしないかも知れない。そんなことを仕事中に考えていた。でも味気のない何でもないような日々がしあわせだと改めて思うし。穏やかに生活できたら最高なんじゃないかなと思う。

その中でこんな日があるなら、間違いなく最近で一番しあわせだと言うと思う、そんな日があった。

9月28日MUSIC COMPLEX 2019に行った。
私はクリープハイプが大好きで、クリープハイプを観に三年連続で行っている。去年はトリから二番目の出番で、空が暗くなっていく中で聴くクリープハイプがとても素敵だと思った。クリープハイプは雨で濡れた夜の中でとても綺麗にそこにいた。その夜の中にいる感じがとても良くてトリも観てみたいなと思った。

そして今年、二日間あるフェスのうちの一日目の大トリ。やっぱりクリープハイプは夜の中で輝いていた。
定番の曲からのワンマンライブでもなかなか聴けないようなマニアックなセットリストで、後ろの騒がしかった女の子たちがしずかになったのが、なんだか嬉しかった。なんて思ってしまうこんな自分が嫌になったけど、そんな自分もちょっといとおしく思えるようなバンドだと勝手に思っている。 だめな自分もいとおしいと思えるようなそんなバンドを好きになって良かったと思えた。

クリープハイプのステージがはじまる前の待ち時間、ぎゅうぎゅうの人の中でカップルがキスをしていた。かわいいなあと思う反面、見ているこちらはもちろん何の味もしなかった、はずなのにむしろ後味が残った気がした。そんな違和感が、日々の中にはたくさんある気がした。

地元の友達と遊んでいる自分も仕事をしている自分も家の中の自分も最近、全然好きじゃなくって。
この性格も生活も全部変わりたいけど、もう何かどうにもならないなと思っていて、そんな中、クリープハイプの曲の中でどうにもならないような曲が結構ある気がした。
例えばピンサロ嬢は明日も仕事に行くと思うから。何かそれが私には救われた。その人の否定はしない、それだけでどこか肯定されたような気がする。勘違いでいい。
歌詞に出てくる登場人物は全然知らない、境遇も違う人なのにそれ私のことだって思うのは、なぜなんだろう。私だけじゃないって安心する。

もし私がマラソン大会で走っているなら、沿道で頑張れって応援している人の中にクリープハイプはいないと思う。
クリープハイプはゴールまであと少しのきつい時に、気づけば何も言わずに隣で一緒に走ってくれているような気がする。
それってすごく安心する。クリープハイプは頑張れって言わない、のに気づけばずっと支えてくれていることに気づいた。これからもそんな感じで、隣にいてほしい。

フェス後の肌の調子がいいのは、化粧水を変えたからなのか、クリープハイプを観たからなのか分からないけど、地元の友達と遊んでる自分も仕事をしている自分も家の中の自分も最近、全然好きじゃなくって。
クリープハイプに会いに行く自分は好きだなと思った。それが答えだと思った。とにかくその日はしあわせな気持ちで帰ったから。 私はこんなにもしあわせなのだから、みんなも聴けばいいのにと思ってしまう。 本当は私も騒ぎたい、キスをしたい。ライブで開放的になって騒げるのって素直でうらやましい。キスだって開放的になってこそだと思うから。でも、勘違いでいい、そう素直に出来ない自分のこともクリープハイプは見てくれているような気がしている。
 

2019年11月16日はクリープハイプが現メンバーになって10周年という大事な日。いつの間にかすり減っていたり、こんなはずじゃなかったっという気持ちや違和感にいつの間にか寄り添ってくれている。傷口にクリープハイプが沁みるのはよく効いている証拠だ。

ちなみに私は、よく泣く。仕事中こっそり泣いている時、頭の中でいつも百八円の恋が流れている。

いつもそこに居てくれてありがとう。
本当に出逢えて良かった。

そしてクリープハイプへ、
これからも隣で一緒に走ってほしいです。
来年の10周年記念ツアー楽しみにしています。
 
 
 

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