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これが本当の「名盤」だ

生まれ変わったドラマチックアラスカに大切なことを教わった

きっかけはYouTubeだった。何曲か聞いて、どの曲も素晴らしいやん!となり、
サーキットでライブを見た。
力強くて勢いがあり、めちゃくちゃカッコよかった。
ドラマチックアラスカのファンになった。そして現在に至る。

私が好きになったときはギターがいなくてヘルプを入れて三人で活動していた。
そのうちベースが抜けた。二人になった。
「オリジナルメンバーじゃなきゃみんなに振り向いてもらわれへんのか」
様々な数字に反映したのだろう。ボーカルはうまくいかない状況に腐っていた。
ドラムは笑っていた。

ヘルプの二人が正式にバンドメンバーになった。
リリース、ツアーはコンスタントに続くが、
会場の規模を大きくしていくという理想とはだんだんかけ離れていった。
「なんでうまくいかへんねん」
ボーカルはドツボにハマっていた。ドラムは相変わらず笑っていた。

「無理無理無理」という曲がある。
最初のイントロの疾走感に心揺さぶられたまま本編に突入。
いつでもほんのり怒りや焦りを帯びている。時に淋しさや虚しさ。やるせなさ。
ドラマチックアラスカの良さが詰まっている。

そうだ、ドラマチックアラスカはいつだっていい曲を作ってきた。
なぜ世間にもっと浸透しないのか、とファンとして悶々と過ごしていたある日。
新しいアルバム「愛や優」をリリースした。

今までのドラマチックアラスカとの違いにびっくりした。
ドキュメンタリーのように「今」を切り取っている。
今まではいろんな感情が見え隠れする程度に抑えられていた。
しかし、今回は紆余曲折を経ていろいろな気づきがあり、その上での剥き出しだ。

身も蓋もない、目も当てられないほどに。

本音も建前も超越して、ただ前を向いて自分の心にまっすぐ走る。
バンドとしてひとつ上のステージに登りつめたのだ。
出来上がった曲たちを聴いて泣かずにはいられなかった。
何度も何度も繰り返し聴いている。
そこにはただどろどろとした感情だけがあった。淀み、流れ、渦巻いていく。

本当に素晴らしいアルバムだ。このバンドを追いかけてきてよかった。
こんな凄いところに導いてくれてありがとう、と心から思う。
人生観をひっくり返す名盤だ。いろんな人に聴いてほしいし、心揺さぶられてほしい。

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