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この部屋に帰るまで

The Songbardsがいる世界

The Songbardsのファーストフルアルバム『CHOOSE LIFE』がリリースされた。
11曲入りで、初回限定盤にはボーナストラックがついている。

新曲がメインだが再録も3曲あり、
The Songbardsの「今まで」と「今」と「こらから」が詰まっている。

個人的に、アルバムというのは“線”で聴くものと“点”で聴くものがあると感じていて、『CHOOSE LIFE』は後者だ。

1曲目から最後の曲まで順番に聴くことで、そのアルバムの深みが増すのが“線”で聴くアルバムであるのに対して、

“点”で聴くアルバムは、それぞれの曲が独立していて、横並びになっているような、なんか、そんなかんじ。

『CHOOSE LIFE』は、どの曲もそれぞれ色があり、その時の気分や季節で聴きたい曲を“選んで”聴ける。

全曲すんばらしいが、

とくにボーナストラックである『この部屋で』はボーナストラックなのがもったいないくらいの名曲。

良すぎて、わたしの思考回路がショートした。どうしたらいいかわからなくなった。卵焼きを作ろうと思っていたのに、気づいたら目の前には炒り卵ができあがっていた、それくらい動揺した。
とにかく、タイトル、メロディ、歌詞、歌声、コーラスワーク、色、匂いまでもすべてが素晴らしく美しい。

2人の歌とギターという非常にシンプルな曲。

《音楽をかけて踊ろうか/今日はまだ半分あるからさ/
裾を揺らして さぁ手を繋ごう/今日をいつか思い出せる/そんな日が来るように》

《音楽を変えて踊ろうか/あの映画と同じように/狭いこの部屋に帰ってこよう/今日をいつか思い出せる/そんな日が来るように》

ドアを開く音から始まるこの曲。

初めてこの曲を聴いたとき、何十年後かの自分が、家の縁側にあるイスに座って、陽だまりに照らされた外を眺めながらぼんやりと自分の人生を振り返っているような、そんな不思議な感覚になった。

なんだか、すべてを許されているような。
夢のような温かい光の中、このまま一生目を閉じてしまいたくなるような。

今まで音楽を聴いてきた中で初めて抱いた感覚だった。
歌詞も演奏もミニマムな構成なのに、とても奥深く壮大な曲に感じる。

君と僕の2人の静かな愛が、人類の愛になる。
宇宙からみたらちっぽけだけど、
2人のあいだには確かな愛があって、それが全てで。

そんなちっぽけな愛から、おっきな愛につながる。

論理や思想を越えた、とてつもない力をこの曲から感じた。

いつか死ぬとき、自分の人生を振り返って、まるごと愛せたら、それはとても素晴らしいことだし、自分の隣にいる人の人生まで愛せたら、それはもう「平和」って呼んでいいと思う。そして、自分の隣の隣の人の人生まで愛せたら、それはもう「世界平和」なんじゃないかと思う。

愛が世界を平和にする。

わたしはそう信じているし、
The Songbardsの曲からは「愛」を感じる。

大きな愛ももとを辿れば、ひとりひとりの
小さな愛から始まっている。

狭いこの部屋から始まっている。

The Songbardsの音楽は愛を広げる力がある。
どれだけ大きなバンドになっても、どれだけ愛でいっぱいの世界になっても、きっとThe Songbardsはこの狭い部屋に帰ってくる。

そんな安心感と優しさと強さに包まれる。

メジャーファーストアルバム『CHOOSE LIFE』
The Songbardsの魅力がたっぷり詰まった12曲。

ぜひ初回限定盤を。

The Songbardsの音楽がある時代に生きていることが幸せだし、

メジャーファーストフルアルバムということで
今まで以上にたくさんの人にThe Songbardsの音楽が届くと思うと、わくわくが止まらない。

The Songbardsを聴いたことがない方はぜひ聴いてみて下さい。

心が喜びます。人に優しくなれます。
The Songbardsの音楽に出会えて良かった、
いつもいつもありがとう。

人を赦すってとても難しいことだけど、だからこそ尊いし、強いし、「愛」だな、と。

人を赦して、そして許されて、自分のことだけではなく隣にいる人も愛することができたらいいな、そんな世界で生きていたいな、

そんなことをぼんやりと考える金曜日の夜。

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