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会いたいわたしに会いにいく

SUPER BEAVERの音楽と一緒に

2019年2月13日

この気持ちのままでは平成を終わらせることはできないし、この気持ちのまま令和は迎えられない。そんな想いから当時気になっていた人に自分の気持ちを伝えた。結果は振られて終わったが。
後悔はしてない。寧ろ、ちゃんと気持ちを伝えることができてよかったと今では思っている。平成のうちにきちんと気持ちにケリをつけて、今となっては絶賛令和満喫中だ。

わたしの今までを振り返ると、自分の好きなものや面白かった話をすることは好きだったが、わたし自身の話をするのはどこか苦手だった。どちらかといえば、わたし自身の気持ちを伝えるという選択を今まで選んでこなかった過去があるから、わたし史上2019年2月13日は数少ないビッグイベントになった。

誰が興味あるんだ、わたし自身の話なんか

どこか奥底でそんなことを考えていたんだと思う。だから苦手だったんだとも思う。けれど、そんなわたしがその殻を破って気持ちを伝えようと思ったのは、紛れもなくSUPER BEAVERというバンドと出会ったことが大きな理由の1つである。
 

初めて知ったのはとあるバンドのライブで、オープニングアクトだった。少し遅れて会場入りしたわたしは、いいなあと思いながらも、調べることもせずライブの思い出と一括りにして当時の学生生活を謳歌していた。その数ヶ月後、なんとなくで見ていたインターネットで流れてきたとあるミュージックビデオに今までにない経験をした。そのミュージックビデオこそがSUPER BEAVERだった。

衝撃だった

漫画でよく見る稲妻が本当に走った。夏の晴れた昼過ぎに。言葉にできなかった。全部持っていかれた。気付いたら音源を買っていた。気付いたらチケットを買って初めて1人でライブハウスに行った。その時見た景色は何年経った今でも鮮明に覚えている。音楽が、言葉が、ステージにいるメンバー全員なにからなにまで全部がかっこよかった。それまでの中で経験したことがないくらいに夢中だった。それからは、新譜を待ち遠しくライブを楽しみに日々を過ごしてる。衝撃を受けたあの日から今日までずっと変わらない。

そんな今までにない経験があったからか、いろんなわたしの選択の場面において、SUPER BEAVERの音楽に後押しされたことが多くあった。

〈本当は 挫折なんて 知らないで済めば一番いい
  本当は 悩みなんて ないまま笑えりゃ一番いい
  本当は 悲しみなんて 抱かずに済めば一番いい
  本当は さよならなんて 言いたくもなくて泣いたんだ〉- 『361°』

あの時、別の選択をしていればこんな思いをせずに済んだのかもしれない。嫌なことや、逃げ出したくなることがあるたびにそんなことを考えることがある。でも、SUPER BEAVERの音楽と出会って、その経験にも意味があって、だからこそ今があると思えるようになった。全てをいらない過去としてまとめて自分の奥底に蓋をするのではなく、その経験が土台となって、今のわたしのひとつとして思えるようになった。

〈ハローハロー 世界はもう 一秒前と違う
  もう二度と 戻れない今を生きる〉- 『Hello,World』

戻らないのだ、時間は。どんなに祈って願っても。やり直しはきかない。デリートボタンもゴミ箱もない。進むしかないのだ、良いも悪いも引っくるめて。その進んで行く道中で、いろんな選択肢がわたしの前にやってくる。簡単な選択から、重大な選択まで。2019年の始まりにわたしはたくさんの時間を使って考えた。この気持ちを伝えるべきか否か。伝えるならばその時の言葉は?場所は?時間は?これが正しいかなんて誰にもわからないし、誰も知らない。きっと正解はない。これでよかった、これがわたしの正解だったなんて、後から付いてくる。

〈時間が解決してくれる もう その通りだと思う
  でも 正しくは 生き続けている 自分が導いている〉- 『27』

当たり前になり過ぎて忘れていた大事なことを、いつもSUPER BEAVERは思い出させてくれる。忘れていたということを気付かせてくれる。出会ってなければ、わたしはきっと未だに伝えないという選択を多く選んでいた気がする。変わらないという選択を多く選んでいた気がする。そしてやっぱり伝えた方が良かったのかな?って後になって考えて、でもわたしはそんなことできないし言えない!で片付けてたと思う。

〈告えなかった 本当の気持ちは
  言わなかった 後悔になるだけ〉- 『閃光』

何度その想いと向き合っただろう。何度変わることを恐れて、変わらない自分に対して、これでいいんだと言い聞かせてきただろう。何度変わらない、伝えないという選択を選んできただろう。本当にそれでいいのか?ふと思った。2019年の始まりにたくさんの時間を使って考えた中で。

〈予感のする方へ 心が夢中になる方へ
  正解なんて あって無いようなものさ 人生は自由
  今 予感のする方へ 会いたい自分がいる方へ
  他人の目なんて あって無いようなものさ 感性は自由
  名も無き感動に 感情に 想うがままの名前をつけていこう〉- 『予感』

伝えたからこそ、気付けた想いと感情ががあった。
伝えたからこそ、会いたい自分に少しだけ近付けた。

その想いを土台にして、わたしはまた違う大きな選択を前に、決断をした。決断をしたけど、やっぱりこれでよかったのか?って思うこともたまにある。でももう進むしかない。戻れないんだから。進んで行ったその先に、会いたいわたしが待っているはずだから。

〈そうやって哀しみと 後悔の先でまた会おう
  一切を噛み締めて ひどい顔で笑いながら〉- 『歓びの明日に』

少し前だったら、わたし自身のことを書いて音楽文を送るだなんて発想もなかった。考えてもいなかった。でも今なら、きっと音楽文を送ったその先で、会いたいわたしにまた近付ける気がする。ワクワクする。そのことを気付かせてくれたSUPER BEAVERが、わたしはこれからもずっと好きで大切で、出会えたことを誇りに思う。
 
 

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