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フジファブリックというバンド

バウムクーヘンの層

 
私の好きな曲に「バウムクーヘン」という曲がある。
2009年に発売されたアルバム『CHRONICLE』に収録されている曲だ。
 
 
 

何をいったいどうしてなんだろう
すべてなんだか噛み合わない
誰か僕の心の中を見て
 
 

やばい、これは完全に私の心の内を暴露されてる、
私が欲しい存在、私を分かってくれる物の存在がある。
ぞっとした。いい意味でぞっとした。
誰も分かってくれないのに、私を知らない人が曲として私を分かってくれている。なんて恐ろしいんだ。なんて幸せなんだ。
 

バウムクーヘンを初めて聞いた時の私は
臆病な心、不安な気持ち、足りない自尊心、
消えた承認欲求、 全部が何層も何層も重なっていって爆発寸前だった。まさにバウムクーヘンのようだった。
でも綺麗な層でもなかったし出来上がりもいびつだった。

フジファブリックが作ったバウムクーヘンは私よりも綺麗に感じた。
だからこの曲を聴いちゃうと泣いて損しそうだったからしばらく聴けなかった。
 

バウムクーヘンをまた改めてちゃんと聴けたのは
フジファブリックの大阪城ホール公演の時だった。
イントロが鳴った瞬間、全身の力が抜けた。
フジファブリックが作ったバウムクーヘンは想像を超える綺麗さだった。
たくさんの辛いこと、悔しかったことを乗り越えたからこそ出来た綺麗な層だった。
私はまだいびつなままだ。
逃げて乗り越えなかったからだ。

立ち向かわなきゃな、彼らみたいに。そう感じた。
私は嫉妬という逃げ道を作って損得を理由にその道を走ってきた。でもすべきことはちゃんと彼らの曲を聴いて立ち向かうことだった。気付かなかった。そりゃいびつになるわけだ。

不思議だこの曲にはバウムクーヘンというタイトルが
すっごい似合ってる。
バウムクーヘンじゃなければ違和感があったかもしれない。バウムクーヘンであったからこそ私は立ち向かうことの大切さに気付くことができた。

これから綺麗な層になりますように。
 
 
 
 
 
 

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