3911 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

LAMP IN TERRENとツアーファイナルを迎えて

新曲いつものこと

「さぁ、いくよ」
アーティストの掛け声で、会場が一瞬にして一体化して生命を得た生物のように、アーティストとファンと会場すべての有機物、無機物がうねる。

同時に私は盛り上がる曲の掛け声に、逆行するように手をさげた。いや、あげれなくなったのだ。

たった一言の「さぁ、いこう」といいながら、バンドメンバーみんなが、会場を抱くように包み込んで止まない。私はこの空気に、この言葉に、まだなりつづけている奏音に涙が意図に反してとまらなくなった。
本当は泣きたくない。盛り上がりたい理性しかないのに、歌、音、歌詞、楽曲、の間に入る一言、いえばありきたりだろう一言。この一言すら、音楽に混ぜるように、混ざるように、歌詞であるかのように溶ける言葉をはっする、LAMP IN TERREN。

11月から始まったツアーも12月12日に大阪にてファイナルを迎えた。小さなliveハウスで、みんなの顔がみえるハコで今回はツアーをまわると宣言して始まったツアー。

私が初めて、人生で「バンド」というものにはまり、初めてバンドのツアーに参加させてもらい、初めてバンドのツアーファイナルまでおいかけさせてもらった。

ありがたくもファイナル含め3会場いかせていただいたが、どれもに、どれもの違った景色と想いをいただいた。泣きじゃくった会場もあれば、笑顔で手をあげてみんなと一体になれた会場もあれば、私の癖で、靴をぬぎ天井とファンをながめながら「こんなに音という生き物は人間になんらかの感を与えるものなのか」と身震いしたファイナル、、セットリストは大きくは違わなかったとおもうが、私をふくめ、ファンのみんなの「その時」にかかえている「喜怒哀楽」に様々な彩りを奏でる、メンバーたち。一人一人を大切に意識し、視線を合わせ、歌う。

今回のツアーでは新曲の発表もおこなわれた。私はラストに歌われた「いつものこと」が、本当に作詞作曲の「松本 大」のいつものこと、であり、差はあれど人間のもつ「いつものこと」であり、まるで生きる前提に存在する「死」をも含めた上の「いつも」であると感じてやまずに、ボロボロになった。
弱い意味ではなく、全くの逆だ。

MCで松本 大は「この曲を発表するにあたって自分の弱さをみせるようで、以前ならこんなことはできなかった」というようなニュアンスをはなしてくれた。
自分の弱さや、みせたくない部分だからこそ、会場に響き、ファンに響き、涙するファンも沢山いたのだとおもう。そこまでして、LAMP IN TERRENは私たちの日常を全力で、命がけで押してくれている気がする。

「逃げてもいいよ」
このことばも、
「俺たちはみんなと何もかわらない」
「ただ、音楽を選んだだけの人間だ」
このことばも、ツアーで何回も聞かせていただいたきがする。それを含めた、等身大の曲「いつものこと」

まだ、CDの販売は解禁になっていないが、何度も歌詞にふれたくて、どんな想いでつくられたのか、にふれたくて、耳できいた曲を紙におとした。ペンの文字がすでに日常の私の自室で滲む。

ツアーに参加すること、liveに参加させてもらうことは決してあたりまえではない。
行きたくても行けない、諸事情を抱える方もいる、、
私は毎回参加させてもらう度に、必ず「日常をあたりまえにおもわない」ようにしようとおもってきたが、今後はいつものことさえも胸に感謝して参加したいし、大袈裟かもしれないが生きていきたいと思う。

初めて音にであったからか、約半年の間、LAMP IN TERRENのliveに参加しても音にのれなくて、ファンが手をあげてもりあがる場面でも拍手しかできなかった私が、ツアーファイナルで「いつものこと」の、決してもりあがるというよりも「心できく」ゆったりとした心地よい曲に、私は周囲から目立つように、気づけば手をあげて音にのってしまっていた。それが私の「いつもの気持ち」だったのだろう。記憶は曖昧だ。

1月13日には東京でデビュー5年をむかえるliveがある。私が彼らを知ってまだ10ヶ月、まだまだ何も知らない。

知らないけれど、Lamp IN TERRENというバンドに知り合え、ツアーに伴走させていたたいたことに、感謝してやまない。これからもまだまだ大空に大海に泳ぎ行くバンド。

そんな船出に出ても彼の、彼らの「いつものこと」、私たちの「いつものこと」はかわることはないだろう。

Lamp IN TERREN ありがとう。
「いつものこと」さん、、ありがとう。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい