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Anthem Don’t Look Back In Anger

Oasisから学ぶ本当に大切なこと

僕がOasisに出会ったのは1年半ほど前のこと。
元々Mr.Childrenが好きで、Mr.Childrenの「Everything (It’s you)」が他でもない「Don’t Look Back In Anger」に似ていると聞いて真っ先に聞いた。確かにギターソロが似ていて、洋楽であることなどが転じて当時高校生だった僕を大きく魅了した。しかし、歌詞の意味があまりよくわからず、ただ洋楽=かっこいいと言う曖昧なものの中で聞いていただけだった。
ある時この曲の意味を調べた。確かに歌詞の意味は分かったが、僕は音楽とはメロディーを楽しむもので、歌詞はおまけみたいな考え方だったため、そこまで心に響くものはなかった。
そんな感じで日々が過ぎ去って行き、いよいよ高校生最高学年の3年を目前にした時に、衝撃的なことが起きる。
それまで2年間お世話になった部活の顧問が変わってしまうと言うことだ。僕の部活はそこそこ力を入れていて、ほとんど初心者の僕を丁寧に教えてくれた。それは時に厳しく時に優しくしかし、着実に力をつけていけることを身をもって実感できるものだった。そんな先生が変わってしまうと考えると当然先生も悔しかっただろうが、僕もそれは同じだった。特にまだその先生の前で一番大きな大会に選ばれていなかった。その大会で県で優勝すれば、全国大会に出ることができるものだ。それは7人しか出ることができないのだが、その大会に今まで僕は補欠の8人目までにしか入ることができていなかった。「その悔しさを来年に」と先生から言われていたにも関わらず、結局最後の大会は新しい先生が率いるチームで迎えることになった。新任の先生は凄腕と言われていて、すでに実力が上がっていっていた。だが、まるでノエルギャラガーの少し不器用な感じで話すような、リアムギャラガーのツンデレ気質のように教えてくれる前任の先生の方が好みに合っていた。
そして高校3年生の最後の大会を迎えたが、僕はチームで人数が増えたこともありチームで15番目くらいになっていた。これではどんなに努力してももう追いつきようがない。そして大会には選ばれずに終わった。
結局1度もその大会に出ることなく部活に幕を閉じることになった。
僕はうまく練習を積ませてくれなかった新しい先生にはいいイメージを持たず、怒りにも似た気持ちであった。
そして、最後の1年何が起きたのかを前任の先生に伝えた。僕にできることはこれくらいで、思わず悔しくて涙が出た。しかし、前任の先生は僕が足掻いてるのも、努力しているのも見てくれていたのだ。情けなくもなった。その時ふと頭をよぎった曲は「Don’t look back in anger」だ。確かに新任の先生は悪くはなかったし、僕にあっていないだけだった。まるでそれを示唆するかのように頭の中で、ノエルギャラガーの歌声を思い出した。
この曲の中でも最後の囁やくかのように歌われている部分だ。
『怒りに変えてはいけない、怒りに変えてはいけないよ、せめて今日だけは』
とまるでノエルギャラガーがその場にいるような気がした。そして、先生からは「自分は自分、表現したいように生きよう!」と好き勝手生きてきたギャラガー兄弟を真似しろと言わんばかりのメッセージが来ていた。
そこで迷わず「Don’t look back in anger」を聴いた。
その時に出会った「Don’t look back in anger」は大きく異なる形で僕に向かってきた。特に意味がないと思っていた歌詞は『怒りに変えてはいけない』と言うことはもちろんだが、それよりも響いたのは
『You ain’t ever gonna burn my heart out』
『あなたは私の心を燃え尽きさせようとはしなかった』
と言う歌詞が、新任の先生も決して僕の心を痛めつけようとしてなかったのだと言う解釈ができた。
こんな大事なことな気づかせてくれたOasisは僕にとって偉大だ。
更に、Oasisを深く調べていくとマンチェスターでテロがあったことを知った。その追悼式で歌われた曲も
「Don’t look back in anger」だった。イギリス国歌とも言われる曲が意味もなくマンチェスターの地で歌われるだろうか、いやそんなことはない。何回も言うが歌詞には
『怒りに変えはいけない』とある。きっとマンチェスターの人たちはぶつけどころのない怒りを歌にした。その架け橋となった曲が「Don’t look back in anger」だった。
武力に対して武力で解決?いや違う。怒りは怒りを生むだけだ。だからこそこの曲が歌われたのであろう。それは僕にも分かった。何よりこの曲がイギリス国民とoasisを繋げたのだ。
イギリス国歌として名高い曲がイギリスの人たちに認められ、意味を持ってして歌われたのだ。この時に本当の国歌になったのだ。
この曲は、僕にとって与えてくれたものが多い。僕とOasisも繋げてくれたこの曲は僕のanthemつまり僕にとっての国歌といえよう。
 
 

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