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“back numberが好きな子”

私にはいつもback numberがいてくれる

「何が好きなの?」
「好きな歌手とかいないの?」
学生の中では定番の質問だ。
それが周りに知れ渡ると、
“○○が好きな子”
そう言われるようになる。

あのアニメが好き。あのアイドルが好き。あの俳優さんが好き。そんな言葉が飛び交い、好きなものが同じ人を見つければ、あっという間に仲良くなって楽しそうに話してる。
自分にもそんな私と言ったらこれ!と言えるようなものが欲しかった。

そんな時、母に偶然薦められたのがback numberだった。
いつも行くCDのレンタルショップが推していたらしい。
私はちらっとパソコンに写る題名の列を覗いた。
“高嶺の花子さん”
高嶺の花子さん?!なぜだか分からないが吸い込まれるようにその曲を聴いた覚えがある。
曲には主人公がいて、その主人公は友達の友達のことが好きらしい。
“会いたいんだ 今すぐその角から 飛び出してきてくれないか”
私の中でビビっとが来るものがあった。
なんの趣味も好きなものもなかった自分にback numberという居場所が与えられた。

その後、夢中になってback numberを聞き漁った。
恋をした時も、失恋した時も、部活で辛いことがあった時も。
もう無理。そう思った時にはいつもback numberがいてくれた。
どんな感情でも、ぴったり寄り添ってくれる曲が必ずあった。
ぴったりすぎて、この人は自分のことを見てて曲を作ったのではないか。
本気でそう思うほどで、
人の恋愛相談に乗っていても、
この曲聴いて!!絶対当てはまるから!!
といつの間にか熱弁していた。
そして、いつの間にか私の憧れだった
“back numberが好きな子”
そう言われるようになっていた。
 

そんなこんなで6年が経ち、今私は高3の受験生だ。
周りの部活は遅くてもゴールデンウィークには引退して受験モードになる中、自分は野球部のマネージャーをしていて夏休みまで部活があった。
平日も休日も朝から晩で部活漬けだった。
周りが夏休み明けの模試で、
「○点取れた!」
「最近物理がわかってくるようになったんだよね!」
そんな会話をする中、
自分は頑張っても頑張っても周りには到底及ばない。
志望校もE判定。
どんどん周りと離れていく気がして毎日が辛かった。
もう何もかも辞めたい。
そう思っていた時、たまたま音楽アプリのシャッフルで聞き覚えのある曲が流れてきた。

─言い訳なら いくらでも作り出せる─

─まだ何ひとつ 成し遂げてなどいないだろ─

─答えなんて無いと 諦めた向こう側には

勝ち負けのない生温い 世界が待ってる

怒れ憤れひた走れ 終わりの日まで

これでいいと自分を 許してしまう日まで─
 

アイアムノットイナフだ。
 

back numberが私に喝を入れてくれた。
私は、部活が長かったから。
人よりも学力も足りないから。
そんな言い訳ばかり並べていた。
でも、このままじゃダメだ。
そうback numberが教えてくれた。

それから私は変わった。
ひたむきに、がむしゃらに、
今も、受験勉強に励んでいる。
辛くてどうしようもなくなった時はSISTERに寄り添ってもらい、
なんで自分だけこんな思いしてるの?!となったらHey!Brother!で私だけじゃないと言い聞かせ、
どんどん合格が決まっていく人を羨ましく思ったらネタンデルタール人に、人は人自分は自分と教えて貰い、
甘ったれてきたら、またアイアムノットイナフに喝を入れてもらう。
そんな日々が辛いけどback numberのおかげで頑張れている。

こんな、人生のターニングポイントとも言える時に私のそばにいてくれるback number。
改めてこれからの人生もこのバンドがいないと私は生きていけない。
本気でそう思う。

だから私はこれからも胸を張って“back numberが好きな子”として歩んでいく。

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