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2017年7月20日

トウコ (36歳)
360
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究極の愛の歌

星野源の新譜「Family Song」の解禁と解説を聞いて

8月16日に星野源のニューシングルが発売される。タイトルは

Family Song

最初、このタイトルを目にした時、とても壮大な人生のテーマのような何かを感じた。シンプルだからこそ、ズンとくるタイトル。正直、「大丈夫かな?」とすら思った。

前作の「恋」、前々作の「SUN」と世間に星野源を知らしめるナンバーが続いたわけだが、彼はこの続いたヒットをどのように捉えて今作に取り掛かったのだろう。

…と、ここまでが星野源が新譜をリリースするというインフォメーションのみを知った時の私の率直な感想だ。つまり、まだ肝心の曲を聴いてい ない状態の私の想いだ。

そして先日、彼がライフワークとしているレギュラーラジオ「星野源のオールナイトニッポン」にて、新譜の「Family Song」が初フルオンエアされた。

彼は新譜を初オンエアする時いつも緊張するのだとか。それは私達ファンも同じ。緊張と期待が高まる。新譜がオンエアされると、それまでラジオを聴きながら実況していたファンのTwitterのタイムラインが一気に静まり返った。

イントロから唸らされ、ハッとする。
かねがね星野源が提唱しているのは

『イントロがクソやべぇ曲は名曲に違いない』

という事。
前作も前々作もテレビからイントロが流れてきたら「やべぇ」となるような曲にしたかったと言う。勿論2曲ともイントロだけで世界が広がる、まさに「やべぇ」曲だった。

「Family Song」のイントロは懐かしくて優しい気持ちが広がり、同時に鳥肌が立った。
60年代末から70年代初頭のソウルミュージックをイメージするハートフルな曲調だ。

『そういうソウルミュージックを今、2017年の日本で、日本的に立ち上らせたいというアイデアが元でした。』

最近の星野源の楽曲はアップテンポなものが多く、踊りたくなるような曲が多かったが、今回は少しゆっくりなテンポのものが作りたかったという彼の思いが実っている。

そして歌詞

【ただ 幸せが 1日でも多く 側にありますように】

リリース前なので歌詞カードが手元にないが、曲と一緒にこのフレーズがすっと入ってくる。

『家族がいない人はどうしたらいいのだろう』

曲のタイトル通り、家族をテーマに作った楽曲だが、彼は、今迄多々あった「家族」をテーマにした曲の素晴らしさを感じながらも、家族のいない人はこのテーマにどのように自分を投影して聴けばいいのだろうとぼんやりと思っていたのだそう。家族というテーマを考えたときに、

『本当に相手の事を、心から「幸せでありますように」とか「無事でありますように」っていう風に思うという事、思ってもらっているとか、そういう事が家族の証明なのかな?っという風に思って、こんな歌詞になっていきました。』

と歌詞への想いを語っていた。どんな形でも、血の繋がりが無くても、例え一緒に暮らしていなくても、相手を思う、思われるのが家族の証なのだと。

彼は、どうしても曲に想いを馳せられなくなるマイノリティに手を差し伸べた。誰もあぶれさせたくなかったのだ。

ラジオでこの曲の解説をした後に、血の繋がった家族が居ないから曲を聴く気になれなかったというリスナーから届いた「解説を聞いて、CDを買おうと思った」というメールに対して

『ああ…それは良かった…!』

という、安堵にも似たトーンの彼の声が全てを物語った。星野源の想いとファンの気持ちが繋がった瞬間だった。

『解説は恥ずかしい』

と照れながらも真っ直ぐに曲への想いを語った彼は、一体どんな表情だったのだろう?ラジオの向こうの世界に想いを馳せた。

【悲しみは 次のあなたへの 架け橋になるように】

これは究極の「愛してる」の表現ではないだろうか。

もちろん、恋愛の「愛してる」もそうだが、この曲には同性にも、異性にも、動物にも、物にだって芽生える感情の「愛してる」を歌っている気がする。

Family Song

2017年夏、究極の「愛の歌」が舞い降りる。

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