3898 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

LAMP IN TERREN Maison Diaryを聴いて

私たちの日常の手記

よくよく考えてみれば、LAMP IN TERRENは、結構な頻度で私たちに歌を届けてくれているように思う。嬉しい。今回はMaison Diaryという形で3曲も。やっぱり、手に取れるのは嬉しい。この3曲について、感じたことを書かせてもらいます。
 
 

1.ほむらの果て
 初めてこの歌を聴いたのは、受験生の夏で(今現在も受験生なのに書いてる)泣く泣く断念した。初めての、復活の野音に行った去年のことを懐かしみつつ、噛みしめながら聴いていた。この歌の始まりは、今までの歌とは何かが違うことをすぐに感じ取らせた。確か、大さんのインスタライブでイントロを少し流してくれていたことを微かに思いだしたが、それからはもう圧倒されていた。そのときは歌詞に注目する余裕はなかったけれど、歌詞カードを手にしてすごく心が熱くなるのを実感した。
  
 

 ー悲しみとは向き合えない
 手に取れるのは喜びばかり 

 ー最後には僕もきっと その火に飛び込むだろう
 悲しみばかり残して
 

始めの方と、おわりの歌詞。始めでは、悲しみとは向き合えないとしながらも、やはり我慢していたのか。悲しみが残っていてその切なさが心を締め付けた。意地を張って手に取った喜びも、悲しみとは表裏一体で、残ってしまった悲しみが脱け殻のように感じた。でも、その悲しみを残して飛び込んだ炎は心の中において、とても暖かい場所でもあるように思った。MVにもあるように、心に手をあててそれが熱いことを自覚する様子が連想させた。心の中に宿る火が自分を生かしている。そう思わせてくれた歌だ。
homura no hate。ノーヘイト。嫌っているんじゃないよ、と教えてくれたときの衝撃たるや。お互いの目に映るそれぞれがお互いそうでなくとも、それでも触れようとしてくれている。孤独なようで互いに手を伸ばしているような。私はまだ、火に飛び込む決意がない。だから強くならなくちゃ、と思わせてくれた。
 
 

2.ls Everything All Right
この歌をフルで聴いたのは、CDを手にした時が初めてで、まず曲を聴いて初めから終わりまで衝撃を受け続けていた。みんなが言っていることだが、「振り幅広すぎ!」。突き抜けた、突き抜けすぎている音の中に、社会への反骨。清々しかった。でも、みんなで手を取り合っているようにも聴こえた。歌声の中にみる、声や咳もその歌に合っていた。BUMP OF CHICKENの『ナイフ』という曲にも藤原さんの咳が入っているが(それは意図して入ったのかわからないけど)、それを思い起こさせた。ナイフも自分の持っているナイフの鋭さを甘く見るなよ、という反抗的な感じがするので、似たところもあるのかな、と思ったりもした。一度聴くことを始めたらそれはもう止められない。この中毒性のあるIs Everything All Rightという歌は、私たちの思いを代弁してくれていた。
 
 

3.いつものこと
 この歌との出会いは、山形は寒河江で開催された”MUSIC DAY”だった。それまでのツアーでこの歌が歌われていたことはなんとなく知っていて、でも曲自体はまだ何も知らなかった。この日はこの歌が最後の曲だった。この歌を聴いたとき、なぜか懐かしさを感じた。私なんかが知ったこっちゃないけれど、大さんの感じていることが少し知れたような気がした。
 
 

 ー何故 自分で命を捨てちゃいけないってみんな言うんだろう
  黙っていても奪われるだけなのにって僕は思うよ
  だからどうって訳じゃない そう思っていたいだけだよ
  それだけでさ 歩けるんだよ 僕はそうなの
 

 そういう考え方もあるのか。とストンと心に落ち着いた言葉だった。私の先輩にあたる人が、自ら命を落としたことがあった。信じられなくて、今でも思い出すと苦しいけれど、でもこの歌詞をみて少し救われたというか、こういう捉え方もあるな、と思った。みんながみんな、自分で命を落とすなという考え方をしてる気でいたけど、いつ奪われるかわからない命、むしろ今生きてる方が狭くて怖いような気もした。そう言ってくれた大さんの考え方が身に染みた。
 
 

 ー認めてほしいだけさ 愛してほしいだけさ
  誰に言う宛もないまま 重ねているだけ
  どうしようもない日々でも それが僕の全てなんだ

  だからね 美しいって心から思って歌うの
  それがね 煙のように溶けていくだけだとしても
  きっとね いつものようにまた笑って忘れられる 
  そんな僕の日常
  
  ね、綺麗でしょう
 
 

この部分は涙腺崩壊ポイント。音の広がりと歌詞が本当に素敵。ここ最近で増えた、「愛されたい」ということ。それを聞けるのが嬉しい。テレンの歌でどれだけ救われきたか。LAMP IN TERRENは本当に愛されているバンドだなと思う。もっと多くの人に届くといいな。色々考えてしまったけど、やっぱりテレンのいるこの日常が好きだし、この最後の歌詞に対して、「うん、綺麗だよ」と返したくなってしまう。
 
 

このLIMITED E.P.のジャケット、表裏、中まで素敵で、もう曲まで含めてギャップがすごい。この3曲はまたしても私たちの心に寄り添ってくれるし、Maison Diaryとあるように、私たちの思いを代弁した手記になってくれた。3曲の感想は文の量がバラバラになってしまったが、どれも大切で等しく愛しています。素敵な音楽、ライブ音源、宝物です。
 

拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました!
 
 

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい