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2017年7月21日

メガネちゃん (22歳)

「ただいま」と「いってきます」を言うI ROCKS

僕たち声の限り ずっと叫び続けてたんだ

4月22日の夜、私は今年も「ただいま」を言う為に車を走らせた。
兵庫から京都を経由して友達を拾って群馬までの長旅。
新しい生活にも慣れておらず、しんどい毎日を過ごしていたにもかかわらず、
ただ、「ただいま」その一言を言う為に無我夢中になって仮眠を取ることもなく車を走らせた。

「ただいま、今年も帰ってこれたよ。」
その一言を言えた瞬間、涙が出てきた。
感傷に浸る間もなく、懐かしい友達に顔を合わせては抱き合った。
初めてI ROCKSが開催されてから今年で4年目。
年々動員が増えていると言っているが、こちらからもわかるくらいだ。
最初はガラガラの客席がだんだんと埋まってきていた。
いつかチケットが争奪戦になるのではないかとドキドキもしているが、それが楽しみでもある。
毎年参戦していて、いつも思うことはI ROCKSは私の第二の家ということだった。
「ただいま」と「いってきます」を言うことがその証だろう。
顔見知りのスタッフさんに顔を合わせた時、「よく来たね!」と言ってもらえた。
私が群馬から離れること、簡単にライブに行けない環境に行ってしまうということを伝えていたが、まさか覚えていてもらえるとは思わなかった。
「今年も楽しんでね!」と笑顔で迎えてもらえる。
スタッフさんに会うと、親戚の人に会っているような気分になる。
大好きなLACCO TOWERが呼んだバンドはどれも素敵なバンドばかりだった。
知らないバンドにも出会うことができた。
I ROCKS名物?のコラボバンドやシークレットゲストもとっても盛り上がる。

あぁ、私の好きなバンドはかっこいいな
好きなバンドが呼んだバンドたちはどこもかっこいいな
また見てみたいな

そう思わせるフェス。
愛が溢れているフェス。

LACCO TOWERに、I ROCKSのスタッフに、出演バンドに、mottoに、ファンに、
たくさんの人に愛されている。
愛が溢れていて、その場にいるだけで幸せになることができる。
音楽を聴く前から幸せになれるのは、本当にすごい。
「ただいま」と言うと「おかえり」と言ってもらえる。
勝手に言うわけではなく、レスポンスも必ずある。

今年は次の日の予定もあり、24日の夕方には出発しなくてはいけなかったため、
大トリのLACCO TOWERを見ることはできなかった。
終演後には「いってきます」を言うことはできない。
帰る前に物販などを回りながら顔見知りのスタッフさんには今から帰りますと言いながら「いってらっしゃい、気を付けてね」と言ってもらえたが、「いってきます」とちゃんと言うことができず悔しさで溢れていた。
仲の良い友達が私が帰る前に会場の外で大きな声で「いってらっしゃい!」と言ってくれた。
涙が溢れながら「いってきます」を言うことができた。
I ROCKSから飛び立つのはバンドだけではない。
I ROCKSに来ているファンも、そこから飛び立つことができる。
第二の家から出発し、また1年後帰って来ることができる。

最後まで参戦できるのは23日のみだったため、アンコールにはとても力が入った。
もう一度見たい、もう一度出てきてほしい、私はLACCO TOWERが見たいんだ。
その気持ちだけで声の限りラッコと叫んだ。

僕たち声の限りずっと叫び続けてたんだ
ラッコと。

アンコールでは、毎回ベースの啓示さんの涙を見る。
1年間どれだけ努力をしたのか、それがどう実になったのか、現れているのではないかと思うほど、かっこいい男泣き。
今年も帰ってこれて良かった。
改めて、啓示さんの涙を見て思う。
また来年も帰って来る。
そう決意するアンコールだった。

また来年も帰ろう。
たくさんの人たちのホームとなるフェスがこれからも続きますように。

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