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1×1=

コブクロの「2人で1つ感」

私は「コブクロという存在」を愛している。2人の存在ごと推している。

もちろん「コブクロ、歌が良いな」と思ったのがスタートだけど、ファン歴10年選手ともなった今や「コブクロ、存在が良いな」と感じている。もう歌だけじゃない、もはや2人の命ごと推しているのだ。(重い。)

この敬愛する存在について書きたいことは山ほどあるけれど、ここでは「2人で1つ感」を語らせてほしい。

小渕さん(ギターを弾いているほう)と、黒田さん(背めっちゃ高くてサングラスをかけているほう)は、それぞれ持つもの・持たざるものが真逆だ。

「歌」に関連するところだと。小渕さんは歌いながらなんでも楽器を弾けちゃうのに対し、黒田さんは楽器を使いながら歌うのが苦手。小渕さんはどんどん作詞作曲しちゃうのに対し、黒田さんの作詞作曲ペースはオリンピックと一緒(4年に1曲)。

こう書くと小渕さんだけがめちゃくちゃ仕事しているように見える?

ちょっと待って!こんなエピソードがある。レコード大賞も受賞した『蕾』の製作のため、コブクロがスタジオにこもっていたときの話。小渕さんはギターを手に、思いついたメロディーを永遠と鳴らしている。メロディー工場と化したその小渕さんを横目に、黒田さんはおいしい牛カツのお弁当を食べている。

そのとき、<ジャーン 消えそうに~>(サビ直前のギターとサビの最初のメロディー)を、小渕さんが生み出した。黒田さんはハッとなったが、小渕さんは止まらずにギターを鳴らしつづけている。「おいおいおいおい!」黒田さんは慌ててメロディー工場をストップさせ、<ジャーン 消えそうに~>のメロディーを膨らませていこう、と言ったそうだ。

小渕さんいわく「どれが良いものなのか自分ではわからない」。そして小渕さんが持たざるその力、「良し悪しに対する強いアンテナ」を黒田さんは持っていて、小渕さんはそのアンテナを強く信頼している。だから小渕さんが曲を作ったとき、いつも最初に聴かせるのは黒田さんなのだ。(圧倒的尊み!)

コブクロにおける「司会役」はほとんど小渕さんだ。ライブの進行、曲説、告知などなど。ライブの盛り上がるコーナーで最初に煽りまくったりもする。黒田さんはというと、トークタイム中はステージのどこかに座ったり寝転んだりしながら、最近あった面白い話をする。さながら小渕さんはMC、黒田さんはひな壇芸人のよう。

テレビ番組に出演するときも、曲についての説明やなんやをするのは小渕さんだ。

ある情報番組で新曲を歌い、小渕さんがライブツアーの告知をした後のこと。残り時間わずかな中、一言求められた黒田さんが「がんばりました!」とダブルピースしたシーンがあった。これ、「THE・コブクロ」って感じ。最高すぎた。

こう書くとコブクロは小渕さんが引っ張っていってるのかと思う?ところがどっこい、コブクロの歴史上、「重大な場面」で積極的に舵を切っているのは黒田さんなのです。

まず「組もう」と言い出したのは黒田さん。結成20周年を目前にした2018年のライブツアーを「バンドなしの2人だけでやろう」と言い出したのも黒田さん。そして、2011年、小渕さんの喉の不調がつづいていたとき「休もう」と言い出したのも黒田さんだ。

“子犬の様に びしょ濡れでうずくまった Rainy days
 心にさす 傘を探し彷徨った Lonely days
 君の声だけがどんな 雨もよけてくれたんだ”
 引用:『One Song From Two Hearts』より
 ※活動再開後に発表されたシングル。小渕さん作詞。

小渕さんはいつも言っている。「黒田の声を世界中の人に聴いてほしい、その一心で曲を書いている」と。それが彼にとって「コブクロとして在る理由」ならば、自分の喉の不調で休むなんてことはとても怖いし、簡単に言い出せるようなことじゃなかっただろう。

活動再開後、あるインタビューで「一人で歌うことになるかもわからない、とは思わなかった?」と問われた黒田さんは、「その選択肢がなかったから、いつまでも休みかなと思った」と答えた。

また別のインタビューで、「コブクロをやめようと思ったことは?」と問われると、黒田さんは「活動休止のときはコブクロをやめようじゃなくて音楽をやめようと思った」と答えた。

“誰が為の 歌だったろう?
 誰が為に 誰が為に 歌い続けていたんだろう”
 引用:『LIFE GOES ON』より
 ※活動再開後に発表。黒田さん作詞作曲。

コブクロとしてどう歩くべきか、コブクロとしてどう歩きたいか、コブクロとして歌う理由は何か。自問自答をつづける黒田さんの芯には、揺るぎない「コブクロへの愛」がある。だから2人そろって止まることも厭わないし、2人そろってコブクロとして存在できないのならば、音楽すらやめる覚悟がある。2人がそろわなければ、コブクロはそもそも成立しない。歌う理由もない。

“ただあなたの 為だけに歌う
 ただあなたの 為だけに歌う
 今 あなたの為だけに “SING” goes on”
 引用:『LIFE GOES ON』より

歌うために在るのではなく、コブクロとして歌うために在るのだ。

(…ここで少し余談。『LIFE GOES ON』に書かれる“あなた”は一見すると、小渕さん含む私たちファンを指しているように思えるけれど。私はこの“あなた”にはファンすら含まれていないと思っているし、そうであってくれとすら思っている。個人的には。)

“君の声が届くなら
 僕は 風にでも鳥にでもなる”
 引用:『晴々』より
 ※結成20周年アニバーサリーソング。
 ※小渕さんいわく「黒田を書き下ろしました。」

小渕さんはライブ中、相方の歌声がすごいと泣く。ステージ上で。加えてめちゃくちゃ褒める。ステージ上で。(黒田さんは照れ屋なので、ただただはにかむか、笑いで話をそらそうとするのでso cute。)

小渕さんは「出逢い」というものをテーマに話したり作詞したりすることが多い。

“生まれた意味を探す旅が 人生ならば
 行き先より大事な 出逢いに導かれて
 未来は変わってく(偶然と奇跡の結晶)
 描いたまんまじゃなくても”
 引用:『陽だまりの道』より

それはきっと、小渕さん自身にとって「黒田さんとの出逢い」がとんでもない事件だったからだろう。くすぶっていた音楽への夢を心の奥底から引っ張り出された末に、それまでの生活を捨てて音楽の道を歩むことになったぐらいだから。

作詞作曲という創作活動は、自分の人生を変えてしまった力を持つその歌声を、1人でも多くの人に聴いてもらうために。黒田さんが歌うのならば、曲を書く。黒田さんが歌うのならば、ギターを弾く。それがコブクロとして在ること。

“1つと1つが混ざり 無限の色が生まれる
 歓喜の雨 共に浴びよう ONE TIMES ONE”
 引用:『ONE TIMES ONE』より

1×1の答えは決して1じゃない。互いに持つものを活かし合って、持たざるものを補い合って。そうすれば1×1は10にも100にも無限大にもなりうるのだ。

小渕さんは黒田さんの歌声を響かせるために曲を書きつづける。黒田さんは小渕さんが書くメッセージをコブクロとして歌いつづける。互いに圧倒的尊敬と絶対的信頼、そしてコブクロとして在ることへの愛をもって。

1×1=無限大を体現する2人。互いが互いの翼になりながらここに在る2人。そんなコブクロが…LOVE!!!!これからも一緒に!!!!歓喜の雨を!!!!共に浴びさせてくださ~~~い!!!!(急に溢れ出す推し愛。)

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