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僕のロックスター

ストレイテナー大山純が教えてくれたこと

僕はもう21歳になってしまった。
就職まで残り一年ということもあり、自分の人生についてやっと考えるようになった。
父が公務員ということもあり大学を卒業し、公務員を目指そうと当たり前のように考えて生きてきた。

いや、当たり前というよりは「親もきっとそうなることを望んでいるのだろう。」というのが正直なところだ。

でも心のどこかで、自分の本当にやりたいことは何なのだろうかと考えたりもしていた。今までも音楽がテレビが好きだからそういうことに関わるような仕事をしてみたいなあと思うことがあった。

しかし大学で学んでいることとは全く違うし、親はどう思うのだろうか。そんなことが頭をよぎりその夢は一瞬で立ち消える。その連続だった。
 

僕には勇気がない。失敗するのが怖い。
何をするにもリスクを避けて生きてきた。

夢を追いかけられる人が羨ましい。
自分と彼らとは全く違う世界で生きている。
いつしか僕はそう割り切るようになっていた。
 

いつもの様に何気なくツイッターを覗いていたある日、ひとつのツイートが僕の目に飛び込んで来た。
それはストレイテナーのギタリストである大山純の記事である。
その記事は新成人を応援するという企画の一つで、大山自身が20歳から現在までの自分に手紙を書くというものであった。

僕はストレイテナーのファンである。
そのため彼が元ART-SCHOOLのギタリストであり、その後音楽の世界から暫く距離を置き、後にストレイテナーに加入したということを知っていた。
それはただの知識として。

彼は20歳の自分にこのように綴っていた。
「毎朝、希望に満ち溢れて目覚めていることでしょう。
毎晩、小さな不安と戦いながら眠っていることでしょう。」
「夢は力です。その信じた夢に向かって一直線に進みましょう」(新成人応援企画〜拝啓、ハタチのわたしへ 〜より引用)

僕は思った。夢を叶えた人と僕とでは何もかもが違うじゃないか。

しかし、その後大山純という人物はART-SCHOOLの求める音楽に応えられなった。ギターが弾けなくなった。失敗することが怖くて、辛くて。
あんなに大好きだった音楽から自ら距離を置いた。
楽しめなくなったのだ。

あんなに大好きだった音楽を。

そして彼は言った、
「ロックスターになるには君は純粋すぎた」
 

僕は知った。
一緒だったのだ。彼も僕も。
失敗するのが怖いんだ。悩むんだ。

でも彼は僕とは違った。それはなぜか。

彼はまた音楽の道を歩みだしたのだ。ストレイテナーのキダリストとして。

大山さんは最後にこう綴った。

「何か間違えたとしても、世界は滅んだりしませんから。」
(新成人応援企画〜拝啓、ハタチのわたしへ 〜より引用)
 

背中を押してもらえた気がした。

なんだ、まだ僕は21歳じゃないか。
 

僕も勇気を出して一歩踏み出だそう。
間違ったっていい。

大山純は僕にとって正真正銘の
ロックスターだ。

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