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もう飛行船は見えないけれど

久々に聴いたBUMP OF CHICKEN「透明飛行船」で気づいた自分の変化

実家にいたときは、BUMP OF CHICKENが好きでCDを買っている家族がいたから、結構よく聴いてた。けれど、一人暮らしになってからというもの正直全然聴けていなかった。

一人暮らしになるまで実家で聴いていたなかで、『COSMONAUT』は一番好きなアルバムだった。

ここ2週間ほど前から、とある理由によりサブスクなるものを使い始めた。

使い始めてから少し経ち、ふと『COSMONAUT』を聴きたくなった。当初の理由は、特に好きだった「66号線」「angel fall」を久々に聴きたかったからだった。

ということで最初から通して聴いて、「三ツ星カルテット」好きだなぁなどと聴いていたのだが、一曲全く記憶になくて、「あぁ こんな曲あったわ」と思い出した曲があった。

それが「透明飛行船」

しかしそんな聴くまで忘れていた曲が、目的にしていた曲たちよりも、その時の私に響いた。
 

「多分平気なふりは人生で わりと重要なスキルだと思う 多岐に渉り効果示すので 使用頻度もそれなり」

「人の多くはその熟練者で 大概の焦燥は隠せるが 人の多くがその熟練者だ 大概はばれていたりもするが」

「ずっと平気なふりに頼って 嘘か本音か解らなくて もっと上手に生きていましたか 飛行船が見えた頃の事」
 
 

おそらく、この曲をリアルタイムで聴いていた当時というのは、私にとって「飛行船が見えていた」時期なのだと思う。

そもそも平気なふりが今以上に下手だったし、精一杯笑って取り繕うことがあっても影で怒って泣いてができていたんだと思う。
 

だから当時は、楽曲そのものがそこまで当時の自分には響かず、記憶の彼方へと行ってしまっていたのだと思う。(もちろん理解度が低かったのもあるとは思う。)

その一方で、私にとって「飛行船が見えなくなった」今というのは、それなりに平気なふりというのを武器とすることも増えてきた一方、平気なふりをしてやり過ごした感情のやり場をなくしていた部分がある。
だから響いたのだと思う。

自分なんて変わりゃしないと思っていたけれど、「飛行船が見えるか見えないか」という観点で言えば、自分も良くも悪くも変わったのだと思う。

とはいえ、飛行船はもう見えないけれど、きっと大丈夫。
平気なふりをしなければならないことがこれからもたくさんあるとは思うけれど、きっと大丈夫。
またこの曲に出会えたから。

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