2968 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

西宮からたくさんの愛と噛みつきを

キュウソネコカミ、愛に溢れた西宮初ワンマンライブ

 
 
 「西宮からきました。キュウソネコカミです。」
キュウソのライブに足を運んだことがある人ならきっと一度は耳にしたことがあるであろうこの言葉。いつだって西宮を背負って音楽をかき鳴らし続ける彼らを追って早数年。キュウソネコカミが西宮でワンマンライブを開催する。ついにその日がやってきた。

 来たる2020年1月9日。多くのキュウソファンが全国各地から、大阪でも神戸でもなく、ここ西宮に集結し、今か今かと開演を待つ。なんだかいつものライブハウスとは少し違った雰囲気にちょっぴりそわそわ。そしてついに、キュウソネコカミにとって、ファンにとって、特別で大切な時間が幕を開けた。

 開演早々姿を現した5人はなんとスーツ姿。少しの驚きと期待の声に会場が包まれる。一発目はこの曲、「Welcome to 西宮」。西宮へのいっぱいの愛情とリスペクトが込められたこの曲が始まった瞬間から、5人がこの西宮から戦い続けてきた姿が浮かんで涙が滲んだ。初っ端からアクセル全開で会場をわかせていくキュウソ。おなじみのキラーチューンからちょっぴり懐かしい曲まで新旧織り交ぜたセットリストでさらにヒートアップ。
 
 そしてネズミくんと共になんと西宮市の観光キャラクターみやたんが登場。ネズミくん、みやたん、そして会場全体がひとつになる。キュウソはこうやって嬉しいサプライズをライブに仕込んでくれる。何度行ったって、いつだって楽しい。

 2020年、子年も始まったばかりということで、ここでネズミくん、みやたんと一緒に鏡開き。しかし割られた酒樽(?)の中から出てきたのはスポーツドリンク。なんだかキュウソらしくっていいな、とついつい微笑んでしまった。5人だからこそ醸し出せるあの温かで優しい雰囲気が会場いっぱいに満ちる。この雰囲気が大好きで、わたしはここまでずっとキュウソネコカミを応援してきた。

 興奮冷めやらぬまま、ライブは後半戦へ突入。
 「怪獣のバラード」や「冷めない夢」といった新しいキュウソを垣間見ることのできる時間を経て、今までの、そしてもちろんこれからの5人を象徴するような曲「5RATS」へ。特にこの曲で印象的だったのが照明の演出だった。それぞれ5色の光がメンバーひとりひとりを照らす。美しくも力強い光に包まれた彼らはきっとこの先、どこへだっていける。なんにだってなれる。
 
 キュウソネコカミの代表曲とも言えるであろう「DQNなりたい、40代で死にたい」では兵庫県立芸術文化センターが「ヤンキーこわい」の声で包まれた。ヤマサキセイヤに応えるように会場全体に響き渡る「ヤンキーこわい」の声。キュウソネコカミのライブはメンバーだけではなく、お客さんと一緒に作り上げられていく。メンバーとお客さんがひとつになれるあの瞬間が心地よい。
 
 楽しい時間はあっという間。本編はキュウソのメジャーデビュー曲でもある「ビビった」で締められた。
 そして、正真正銘の最後の1曲に選ばれたのは開幕の1曲でもあった、「Welcome to 西宮」。最後の最後までキュウソネコカミの西宮を大切に想う気持ちが伝わってくるライブだった。
 
 振り返れば、たくさん愛に包まれたライブだったと思う。キュウソネコカミの西宮愛。ファンからのキュウソネコカミに対する愛。そして、キュウソネコカミからのファンに対する愛。あの瞬間にあの場所にいれたことを心から誇りに思う。
 
 「夢は一生キュウソネコカミを続けること。」そう語るヤマサキセイヤはとても真っ直ぐで頼もしかった。5人ならきっと大丈夫。これからも西宮から日本全国に、いや世界に噛みつけ!キュウソネコカミ!彼らの背中をわたしはきっとこれからもずっと追い続けることだろう。
 

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい