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2017年7月26日

ぅめ (25歳)
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back number と人生

大丈夫、大丈夫

back numberを知ったのはドラマ「高校入試」。エンディングで飛び交う机の映像とともに流れる「青い春」がかっこよくて、理由はわからないけどとにかくかっこよくてすぐに好きになった。

そうして月日が流れ、私は初めてback numberのライブに行った。初めて彼らを知った時、まさかこんなに有名になって地元の一番大きな箱を2日間満員にするなんて思いもしなかった。そこでボーカルの清水さんが言った言葉が忘れられなかった。
「今日みなさん来てくれた人それぞれいろいろな人生があって、それは嬉しいことだったり悲しいことだったり。でもその人生のおかげで今こうして僕たちはみなさんに会うことができたんだからその人生に感謝したいと思います。」

初めて彼らを知ってから私の人生もいろいろあった。日に日に過酷さを増す父親の介護、娘に依存する母親、精神不安定な姉、そしてそんな私を支えてくれてた恋人との遠距離恋愛…

彼が異動で東京勤務になるときいたのは「ハッピーエンド」がリリースされた頃。最初は平気だと思っていた。しかしどんどん離れることに対して不安は大きくなっていった。そんなときテレビから流れたのがこの曲だった。

絶対にback numberお得意の失恋の歌だ、ききたいけどきくのはダメージ大きいかな、と思いつつもききいってしまった。予想はあたっておそらく彼氏と別れたくないがその気持ちを隠して最後まで笑顔でいる女の子の歌だろう。

「泣かない私に少しほっとした顔のあなた
相変わらず暢気ねそこも大好きよ」

自分の気持ちとリンクした気がした。私は泣かないということができなかったけど、私も彼のそういう楽観的なところが少し嫌でもありでも好きだなと思った。

「青いまま枯れてゆく あなたを好きなままで消えていく」

もしかしたら彼は東京へ行って私のことなんか忘れてしまうかもしれない。でもそれでも私は彼のことを好きなんだろうな。

遠距離は現在も続いていて今も毎日のように彼に会いたくなるし、不安にもなる。家庭状況も相変わらずで変わりばえのない毎日に押し潰されそうになり、もういっそ死んじゃおうかなと思うことさえある。

それでも
「大丈夫、大丈夫」
「負けないで君が瞬きで隠した痛みをその想いを僕はしっているから」
と通勤の車の中でくちずさみ、今度のライブまではもう少し生きてみようかなと半分本気で半分冗談で思っている。

もしかしたら他のバンドの曲をきいても同じことを思っていたのかもしれない。それでも巡り合わせで彼らの曲に出会えたことで今の私が存在しているのは事実だ。運命なんじゃないかとすら思う。だから私も彼ら3人の人生に感謝したい。彼らの人生があったからこそ私は彼らの音楽と出会うことができたのだから。

彼は「back numberは女々しいから俺はあんまりかな」と言う。それもそれでいいと思う。彼も音楽が好きだから彼を支えてくれる音楽は他にあるのだ。そして他の人もそれぞれ自分の大切な音楽があるのだろう。専門的なことや難しいことはわからないけど、でも私が今確信して言えるのは人も音楽も一期一会。音楽そしてそれを作り上げた人たちの歴史に、人生に感謝したい。

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