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もうきっと多分大丈夫

BUMP OF CHICKEN『Aurora』と過ごした1年

「続ける」ということは、困難なことだと思う。少なくとも私にとっては。
一度何かを始めると、続けることが当然になる。高校に入学すれば卒業を目指すし、仕事を始めれば、よほどの理由がない限り同じ会社に勤め続ける。
「やめたい」って何度も思ってきた。いちばん古い記憶は中学校の部活動。それから高校も大学も、そして今も。
もちろん、何だって、最初からやめるつもりで始めたわけじゃない。この学校に入りたい、この仕事をしたいと思って、受験や就職活動をしたはずだ。
でも、自分の能力では超えられない高いハードルをいくつも突き付けられて、エネルギーがなくなってしまう。やめるエネルギーさえないから、どうにか毎日を繋いできた。
 

1年ほど前に、『Aurora』に出会った。
 

《ああ、なぜ、どうして、と繰り返して
それでも続けてきただろう》
 

続けることの困難さを分かってくれた。
続けてきたことを認めてくれた。
「やめたい」と思ったことと同じ数だけ、「もう少しだけ頑張ってみよう」と思ってきたことも事実だった。今までの自分の道のりを、丸ごと肯定してくれたようだった。
 

《考え過ぎじゃないよ そういう闇の中にいて
勇気の眼差しで 次の足場を探しているだけ》

《その足が向かうべき先へ
そうしなきゃ見えなかった未来へ》
 

迷って、立ち止まって、動けなくなっている自分が嫌だった。
でも、そうしないと見えない未来に向かっているのだと言ってくれた。迷って、立ち止まっていることは、必要なことなんだと思えた。
一気に心が軽くなった。
 

大好きな『Aurora』。
この1年で、いちばん聴いた。
降りそそぐ光のようなイントロ。
優しさの中に芯の強さを感じる歌声。
1歩ずつ歩みを進めていくような2番からのアレンジ。
《もう一度…》と魔法の呪文のような音。
オーロラのように揺らめいて、いろんな姿を見せてくれるから、何度聴いても飽きることがない。
時に寄り添い、時に励まし、涙を肯定し、勇気をくれる。
大好きという言葉だけでは足りない。
生きていくために必要な曲。
どうにか頑張るため、続けていくために、何度も何度も聴いた。
まだまだ《涙は炎》に変えられていないけど、《どこが痛いか分かった》こと、《自分で涙拾えた》ことが、とても大きな1歩になった。

《もうきっと多分大丈夫》
『Aurora』と一緒なら、進んでいける。
 

※文中の《》内はBUMP OF CHICKEN「Aurora」より引用

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