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2017年7月27日

黒瀬 亜鶴 (13歳)

星野源という名のイエローミュージック

今年も星野源がシングルを引っさげて、やって来た。

2016年、日本中を虜にした男を貴方はご存知だろうか。

自身、9枚目のシングル「恋」は爆発的なヒットを生み出し、日本の音楽史上今までにない衝撃を与えた男
そう、星野源である。

5月には福岡を初日に各地を回る、星野源初の全国アリーナツアー「continues」が
開催され、今尚星野源旋風は全国各地で巻き起こっている。

そんな彼が今年もシングル曲を引っさげてやって来た。
星野源10枚目のシングルのタイトルは「Family Song」
「Family Song」は日テレ系列のドラマ『過保護のカホコ』の主題歌にもなっており
シングル収録曲の「肌」はビオレuのCMソングにも決定した。
全4曲収録で8月16日に発売を予定している。

今日はそんな各界で活躍する星野源について少し掘り下げてみようと思う。

10枚目のシングルはなんとネオソウルミュージック。
今までの星野源のシングル曲はダンスミュージックが続いていたため、
なんとなく予想は付いたが、ソウルミュージックなのは期待が高まる。

しかし、そもそも星野源のダンスミュージックはどこから生まれていたのだろうか?
ルーツを辿ると星野源3枚目のシングル「夢の外へ」へと辿り着く。

「夢の外へ」はお聞きになった事があるだろうか。
アネッサの日焼け止めのCMソングに起用され、星野源が世間に知られるきっかけの1曲でもある。
この曲のMVでは間奏に星野源本人とスーツ姿の「イデビアン・クルー」主宰者の井出茂太が
間奏と共に踊るというシーンがある。

もちろんこの曲自体がダンスミュージックとは捉えないが
MVにダンスシーンを取り入れたこの部分から星野源のダンスミュージックのイメージは
湧き上がっていたのではないかと考える。

その後もシングルを発売しているが
注目したいのは自身初両A面での発売、7枚目のシングル「Crazy Crazy/桜の森」である。

ファンの間でも呼び声高い「桜の森」はなんと言っても独特な世界観に惹き込まれる。
「桜の森」はダンスクラシックの分類であると考えるが星野源のダンスミュージックを
ハイクオリティ化したのが星野源が一躍有名になった「SUN」であろうか。

2015年の音楽シーンを轟かせた1曲、星野源8枚目のシングル「SUN」
彼が何よりも愛した、キング・オブ・ポップであるマイケルジャクソンに捧げた曲。
独特のBPMは日本のダンスナンバーに大きく衝撃を与えた。

聴いているとムズムズして思わず腰が揺れてしまうあの曲は
やはり絶妙なBPMでテンポがゆっくりに聴こえたり早く聴こえたり
いつ聴いても飽きることのない不思議な曲に感じれる。

日本の音楽シーンを更新した星野源という存在はこの時点で物凄く偉大であるのだが
本人曰く「JPOPは更新されたけれどもSUNを筆頭にダンスビートが記号化されている」
その状況に満足せず、新たなる進化を求め生み出されたのは
「SUN」の延長線上に置ける『踊れるダンスミュージック』9枚目のシングル「恋」の爆誕である。

イントロの二胡は流れる日本の風情を漂わせ「SUN」とは違う独特なBPMに心を奪われる。
この曲の誕生により彼自身が抱いていた「日本のダンスミュージック」というものに対して
明確な物が見えたというか、自分もこよなく愛したダンスミュージックに対しての愛がよく伝わる。

さぁ、ここまでザッとお話したが1度振り返ってみよう。
今回の星野源の新曲はソウルミュージック。
今までとは一味も二味も違った味わいになること間違いなしだ。

ダンスナンバー続きであった星野源からしてみれば
ソウルミュージックに挑むというのは難しいのではないか、と何処かで不安でもあったが
「Family Song」を聴いてみるとその心配は全く要らないようだ。

月日を重ねながらしっかり成長してゆく楽曲の全て。
今までの星野源がどんどん凝縮されてそして、新しくなってゆく楽曲達は
現代の音楽シーンに満足いかない多くの人々の心を変えてくれるのではないかと思う。

『星野源という名のイエローミュージック』
彼の恩師でもある、細野晴臣のDNAを引き継いでいる点はとても強みになると思う。
そして彼が何処までどのような形で未来を踊らせてくれるのか、期待したい。

最後に

新曲「Family Song」をぜひ聴いてもらいたい、
なぜなら彼になら日本の音楽を変えて行けると信じてもらえるからだ。

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