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#日向坂46 今年も目が離せない

『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』を見て

2019年2月11日。
けやき坂(ひらがなけやき)から日向坂46に改名した日。
あれからもう1年が経った。

そんな中、その1週間前に日向坂46として、そして坂道グループとしても初の試みであった出来事があった。

現在、放送されている日本テレビの連続ドラマ『DASADA』(毎週水曜 深0:59~1:29)とコラボレーションしたライブイベント『日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW』が4・5日の両日、横浜アリーナで開催された。

ファッションショー全編を日向坂46だけで行うのも初。「LIVE&FASHION SHOW」がどういう形式で展開していくか、そして何よりも4作連続でセンターとして抜擢されている小坂菜緒が映画撮影の仕事の為、不参加となったことがどう影響するのかが注目された。

⬛︎巡ってきた運と初の試み
1幕はファッションショーから。1部はDASADAとTGCプロデュースのファッション(1日目がクールでかっこいい系、2日目はガーリーで可愛い系)、2部では、マロニエ女学院の制服やブランド『DASADA』のアパレルグッズをコーディネートしたファッションでメンバーが中央のランウェイをウォーキング。

一際印象に残っているのは佐々木久美と高本彩花だ。やはり、ファッション誌で現役モデルである2人(佐々木久美はRay、高本彩花はJJ)のプロポーションと魅せ方は他のメンバーを抜いてとても秀でていて貫禄があった。今回が初ランウェイのメンバーも緊張を感じさせない堂々のウォーキングであった。

全メンバーのファッションショーということもあり、衣装チェンジ中には、ドラマの主人公である佐田ゆりあ(小坂)からのメッセージやスペシャルムービー、『DASADA』の3年後を描いたアナザーストーリーが流れた。普段のファッションショーでもハイテンポですぐに出番が来るようなことは少ないはず。裏では壮絶な衣装チェンジが行われていたのであろう。

ドラマではファッションブランドがストーリーの鍵となる。ドラマがあったからこそ、今回のイベントが出来た。乃木坂46も欅坂46も一部のメンバーしかファッションショーに出られなかった。正直、運に恵まれている。初の試みで特別なイベントを全メンバーが体験できたのは、とても大きい。もちろん先日、卒業発表をした白石麻衣をはじめ、乃木坂46、欅坂の数々のメンバーが多く活躍してきてからこそ、巡ってきたチャンスだった。だからこそ、先輩グループに敬意を払いたい。

⬛︎出し惜しみしないライブパート
2部はライブパート。「OVERTURE」から始まり、1曲目は『DASADA』の主題歌にもなっている『青春の馬』。センターに立ったのは金村美玖。今回のシングルでフロントメンバーに初抜擢。彼女自身の勢いそのままに楽曲の疾走感、力強さとマッチした。彼女は全体を通してのMVPと言っても過言ではない。小坂菜緒のいない日向坂46で存在感を一際放っていた。また、今回のトピックの一つである濱岸ひよりの復帰である。初日では涙目になりながら、時より佐々木久美と目を合わせ、パフォーマンスをやり切った。まだまだ本調子では無さそうだが、心配は無さそうだった。

『ドレミソラシド』では丹生明里が2019年のJam expo以来のセンターで披露。彼女のキャラクターが楽曲をより引き立たせる。続いて『こんなに好きになっちゃっていいの?』。センターの齊藤京子は他の曲でもセンターが変わる今回のライブで極力アシンメトリーにならないようなポジション修正を彼女が中心に担っていた。『川は流れる』ではランウェイを大胆に使った演出だった。

ユニットパートはひらがなけやき時代の2期生曲『線香花火が消えるまで』『割れないシャボン玉』『キレイになりたい』を披露。2018年ぶりの披露となった。1期生の8人は『永遠の白線』をひらがな時代から歌い継ぐ。終盤にはステージにはいない“永遠の1期生”である井口眞緒、柿崎芽実、影山優佳、そして、長濱ねるのポーズを入れた。
日向坂46にはゲームアプリ「UNI’S ON AIR」があってかつてのライブ映像を音ゲーを通して楽しむことができる。こういったコンテンツがあるからこそ、今後もかつての楽曲も披露されていくだろう。未だ改名後披露されていないひらがなけやきの楽曲は多数ある。しかし、今は漬け置きの時間であると思うので気長に待っておこう。

ユニット最後は『DASADA』内に登場する世界で活躍しているアイドルユニットFACTORY(トックリン=河田、ぐいのみ=東村、おちょこ=松田)が降臨。ライブの翌日に公開されたMV「ナゼー」の世界観そのままにEDM調の楽曲を盛り上げる。

MCを挟み、後半戦1発目は『JOYFUL LOVE』でセンターの渡邉が「みなさん、一緒に虹を作ってください!」の一声で会場全体が7色に。どの会場でも虹を作ってしまうおひさまのパワーは果てしない。春からのツアーでも出来れば本当の本物である。

ここからラストスパートが始まる。外周で全員がパフォーマンスした『誰よりも高く跳べ!』。12月のひなくり2019のアンコールに初めて全員でのパフォーマンスを行った。ひらがな時代に一際ライブで盛り上がった1曲を本編で披露できたことは今後のセットリストの幅が増えていくと思う。会場の温度は急上昇し、センターステージで『NO WAR in the future』を披露。2番に入る前の佐々木久美と濱岸ひよりによるバレエダンスの復活も喜ばしい。

再びMCを挟み、『キュン』を披露。センターの位置に入った加藤史帆が小坂菜緒の「可愛い」の台詞を代わりに務めた。『キツネ』は河田陽菜がセンターを担当。日向坂46のライブにおけるキラーチューンになりつつあるこの楽曲をかっこよく、可愛く務めきった。

本編最後は、4thシングル表題曲『ソンナコトナイヨ』を初披露。センターに立った東村芽依は小柄な体とは思えないダイナミックなダンスを見せつけた。ひらがな推し時代にダンスが上手いメンバーランキングで1位になったのもよくわかる。

ひなくり2019の時にはクリスマスをコンセプトに沿ったライブ構成だったが、今回は小細工なしのTHEライブ。まさに出し惜しみをしなかった。特に『NO WAR in the future』以降の楽曲は全てBPM130前後。ハイテンポの楽曲を立て続けに披露し、メンバーも息が上がるほどのパフォーマンスをこなした。今回のイベントに向けて相当な準備をしてきたに違いない。CRE8BOY氏が振り付けの多くを担っているが、キャッチーな振り付けも入れつつ、より高度で複雑かつ流動的なフォーメーションを採用している。欅坂の振り付けを担当しているTAKAHIRO氏の振り付けと違って、個が主張し過ぎないように感じる。凄く汎用的な感じがして、抜けたセンターの位置に小坂菜緒と違ったメンバーたちが入ったことによって、パフォーマンスにいつもとは違ったアクセントがついた。小坂菜緒が戻ってきたらまた違った見え方もするだろう。

■1年目に見えたこと、2年目へ。
日向坂46にとって1年目に紅白初出場を遂げるなど、とても濃い1年を過ごしてきた。ここでも忘れておきたくないのは、けやき坂46のいわば下積みがあったからこそ、今の輝きがあること。

特に日向坂46になって楽曲やパフォーマンスに「一体感」、「疾走感」や「淡さ」がより感じるようになった。おそらく2年目もこの3つを強く感じていくに違いない。今年の12月には東京ドーム公演が控えている。彼女たちは全力で駆け抜けていくだろう。春のツアーはどういうコンセプトで作っていくのだろうか。
凄く待ち遠しい。

最後に、この文章を書いている途中に井口真緒の卒業発表があった。井口真緒はとても正直者でパフォーマンスに難があったのも確かだが、とても目を離せない存在であった。戻ろうと思えば、戻れるチャンスはあって、メンバーも待っていた。だが、自分の非を認め、卒業という選択を選んだ。彼女がその選択を選んだなら、その背中を見守っていくのが筋だ。ただ、今回のライブのパフォーマンスを見せつけられたら戻る隙がないと思っただろう。失うものも大きいが得たものもある。彼女の思いも夢半ばで離れた人の思いの分も日向坂46は背負ってただひたすらに駆け抜けていく。まるで、青春時代のように。

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