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KIDSとTHE ORAL CIGARETTES

奈良からの出発

2020年2月17日EVANS KINGDAMにてTHE ORAL CIGARETTESの「Tonight the silence kills me with your fire」ツアー初日が彼らの地元「奈良」から始まった。

タイバンは「KIDS」

19時から始まったその空間はKIDSの8曲が見事な雰囲気をORALに引き継いでいた。

ラストのKIDSが選曲した「4015」の音にはなんとも言えない喜怒哀楽とORALとの13年のバンドとしてのつきあいの歴史さえも纏っているようだった。ボーカルの奥野さんは途中で涙を流した。きっと、きっと、一言では理由なんて言えない涙だったと思う。

直前のMCで彼は「共通の大切な友人を亡くしたこと」を初めてKIDSをみる人達も多かった中で話してくれた。開演から一時間程で彼らのKIDSというバンドがせおってきた結成から解散、そしてこの日の再結成までの語り尽くせないものを私たちと共有してくださったのだろうと確信してやまない。

私はORALさんのファンクラブにはいっている訳じゃなく、申し訳なくも彼らの音楽もバンドについても詳しい訳じゃない。ただ、大切な知り合いがORALさんのファンであり、偶然にもわたしの地元と同じ「奈良」ということで今回のツアーに申し込みさせていただいたのだ。だので、タイバンが発表された時も勿論、KIDSさんのことは知らなかったし、ボーカルの奥野さんの歌詞と歌にこんなに惹かれるとも想像していなかった。ただ、私は音が好きで、音にふれたくて、何気なく本当に興味本位で開いたTwitterの奥野さんの固定ツイート。「シーフードカップヌードル」という曲のMV。「たった3分ちょっとの曲に救われたりする」この言葉にひきつけられた。同時に視覚にはいる素敵なイラストレーターの響く絵、、一週間もたたないうちに100回以上はこの曲をきいた。それと同時に、名前もしらなかったKIDSというバンドをされていた奥野 涼という人間に、音に会いたくなった。ご縁をいただいた、1月28日大阪のROCKTOWNに彼の弾き語りへお邪魔した。そこで彼は音楽について「良い曲を作ったからといって売れるとは限らない、、ライブハウスと架け橋になれるような存在になりたい、、」等という言葉を発したように記憶している。バンドを解散してからもソロとして活動する中で想像さえできない沢山の悔しさや悲しみや喜びや葛藤を抱いてこられたんだろうなと、勝手な想像をしたことをおぼえている。

今、私は文章を書きながら2月17日に購入したKIDSのCDをきいている。8曲はいってる中で4曲目の「Liar」という曲だ。中でも私はこの曲が好きになった。確かあの日のMCで「ORALとはもう13年のつきあいになる、僕達が解散直前にライブに穴をあけてしまったことがあって、その時にORALが僕達が穴をあけないように僕達の曲をカバーしてくれて穴をうめてくれたことがあった、、」と話してくださった。数秒の言葉には想像さえもできない想いを両バンドは刻んで、一緒に戦ってきたんだろうなと勝手な想像を馳せた。

ORALさんを何も知らない私がこんなことを書いていいのか悩んだけど、同じ地元仲間として、今回のタイバンの意味の深さに胸が痛くなった同時に熱くなった。

これからもKIDSがみたい!奈良でまたKIDSが復活してほしい!そんな想いを抱いている。

ORALのボーカルの山中さんが強い声で、演奏を終えたKIDSに向かって「今日でKIDS、復活やんな!!」と伝えていた。「おっくんのワガママでしか動かないKIDS!!」とも言葉を発して、信頼感の深さをあらわにしていた。やりとりを、やりとりの空間に、あの時、あの場所にいれて、本当によかったと、幸せだったなと感じてやまない。

鹿児島から北海道まで、2月17日の奈良から3月31日まで続くORALのツアー、、。初日の一番のバトンをKIDSに託したORAL、そのバトンを見事に緊張と不安な中、綺麗な花を咲かせたKIDS、暖かいORALとKIDSのファン、、素敵な空間に同席させていただいたと感謝している。

無事にツアーが遂行され、また地元の奈良でいつか彼らのタイバンがみれることを心待にして、、。

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