3564 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

「生きていれば必ずまた会えますから。」その言葉を信じて

NICO Touches the Wallsを聴けなくなった日と聴けるようになった日

2020年2月23日。
2019年11月15日にNICO Touches the Wallsが終了してから3ヶ月以上が経ったその日、私は柏駅東口で行われた光村龍哉の路上ライブを見に行くことができた。
そしてその日から、NICOが終了した時からずっと聴けずにいたNICOの曲たちをようやく聴けるようになった。

そんな日のことをどうしても覚えておきたくて、初めて投稿することにした。
 

私がNICOの終了を知ったのは、11月15日、午前中の外回りを終え、会社に戻る前にお昼を食べていた時だ。
NICOモバイルからの久しぶりの通知に淡い期待を抱いてメールを開くと、その内容は「NICOモバイルサービス終了のお知らせ」。
まさか、と思い急いでツイッターを見ると、「このたび、僕たち4人はNICO Touches the Wallsを終了することにいたしました。」の一文で始まる、短いメッセージの画像が一枚投稿されていた。

何が起こっているのか分からなかった。

古くんがインスタグラムのストーリーで「動いてるから安心して」と言っていたのに。こんなの聞いてない。
「目を疑う」「信じられない」という言葉はこういう時に使うんだ。そう思った。

信じられないし、信じたくない。
受け入れて応援なんて到底無理だ。

こんなに辛いのに、明日は容赦なくやってくる。
毎日普通に生きていくということがこんなに大変だったなんて。
生まれて初めてそんなことも思った。

しばらくは誰の曲も聴く気分にならず、そんな時にこそ聴く芸人の深夜ラジオも聴けずに無音で過ごした。
数日経ってラジオや他のアーティストは聴くようになったが、何日経っても、何週間経っても、NICOの曲だけは再生ボタンを押すことができなかった。
聴いたら絶対にNICOの世界一かっこいいライブを思い出して寂しくなってしまうと分かっていたから。
 

そんなある日、みっちゃんのFacebookが動いたというツイートが目に入った。
位置情報が分かるアプリのIDを公開しているというので、すぐにアプリをダウンロードし、友達申請をした。

そうしてみっちゃん改め光村龍哉の”準備運動”が始まった。

しばらくはタイミングが合わず、見に行った人があげてくれるツイッターの動画を見ては4人の姿を思い出していた。
やっぱり4人のNICOが恋しい。
 

そして2月23日。
アプリを見て、その日の路上ライブの場所は柏駅前だと分かった。
柏まで1時間半。
間に合うかどうかは分からなかった。
それでも、ワンフレーズだけでいい、光村龍哉の歌声が聴ける可能性が少しでもあるのなら、と急いで柏に向かった。

柏駅に着いて、聴けたのはラストの1曲だけ。
人が多く、姿はほとんど見えなかったし、終わった後も写真を撮ってもらうことはおろか投げ銭をすることさえできなかった。

それでも、「みっちゃんが光村龍哉として音楽を続けている」という事実を自分の目と耳で確認できたというだけで十分だった。音楽を続けてくれていることが嬉しくてたまらなかった。

量販店のテーマソングが大音量で流れていて、マイクで歌うストリートミュージシャンもいる。そんな色々な音が溢れる賑やかな柏駅前で、光村龍哉の歌声はまっすぐ私に届いた。
きっと見に来ていた人はもちろん、ツイッターの動画を見た人にもしっかり届いているはず。そして通りすがりのNICOを知らない人にもどうか届いていて欲しい。

「生きていれば必ずまた会えますから。」
その通りだった。
光村龍哉は生きていて、また会えた。

柏からの帰り道、今まで聴けなかったのが不思議なくらいに自然に再生ボタンを押し、唯一聴けたラスト1曲の余韻に浸りながら大好きなNICOの曲たちを聴いた。
久々に聴いても本当に良い曲ばかりで、NICOに出会えてよかったと心底思った。
 

4人のNICOが恋しい。
その気持ちは変わらないし、NICOの終了を受け入れられたわけではない。でもそれ以上に、私はNICO Touches the Wallsの音楽が、光村龍哉の音楽が大好きだ。
 

生きていてくれて、音楽を続けていてくれてありがとう。

いつかまたどこかで会えることを願って。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい