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Perfumeありがとう

東京ドーム公演中止を受けての気持ちの整理

2月26日、午後1時半ごろ
静岡県あたり。外は小雨。
この日に東京ドームで行われる「Perfume 8th Tour 2020 “P Cubed” in Dome」の千秋楽公演に参加するため、高速バスに乗って東京に向かっていた。開演は6時半。5時過ぎに東京着と考えると結構ギリギリだなぁ、なんて思っていた。

ここで「政府が感染症拡大防止のため、大規模イベントの自粛の要請を発表した」というニュースを目にする。

あ、やばいかな、と思った。Twitter上ではPerfumeがライブ中止するのではないかという憶測が飛び交っていた。

そして案の定、午後2時半過ぎ、Perfumeのライブ中止が発表される。

「しょうがないよな」と自分に言い聞かせても、なんだか茫然としてしまった。その後、東に向かっていたバスが事故渋滞に巻き込まれ、全く進まなくなった。このままバスが遅れても何にも問題ないのだと思った時、叫び出したいほどの悲しさがこみ上げてきた。

見に行きたかった…

このPerfumeのドームツアーは、昨年ベスト・アルバムを出した彼女たちの、これまでの活動を総決算するようなライブツアーであり、Perfumeのメンバー、スタッフ、そしてファンといったPerfumeに関わる全ての人たちが並々ならぬ思いで臨んだツアーである。その最後を飾るはずであった26日のライブの緊急の中止は、そんな人たちにとって言葉では表せないほどの悔しい決断だっただろう。
 

「もし〜だったら」と、いろんな想像が心に浮かぶ。

もし、要請を気にせず実施していたら

もし、要請がライブ後に出されていたら

もし、新型コロナなんて存在しなかったら

こんな苦い千秋楽にはならなかったかもしれない。

しかし振り返ってみて、過去の全てのことを反実仮想文に直したいとは思えない。それどころか(だからこそより悔しいのだが)この東京ドームに当たってのPerfumeサイドの動きには、何度も心を動かされた。

チケットの払い戻し可能という赤字覚悟の異例の対応で東京公演の実施を発表したこと

(Twitter上の情報で直接聴いてはいないが)中止発表の直前までリハーサルの音がドームの外まで漏れていたこと

中止発表後に「ありがとう」の文字を投影した写真とメッセージがPerfumeからツイートされたこと

まだまだ言い尽くせない。たくさんある。

なんとかツアーを完走したい。全員が満足して欲しい。もっと良いものに仕上げたい。そして、それらを見せたかった…。ライブの開催を揺るがす状況の中、Perfumeやそのスタッフたちのこんな溢れんばかりの熱情が透けて見えた。

こんな思いに触れて僕は、そしておそらく多くのPerfumeのファンは、彼女たちを応援してきて本当によかったと思ったし、今も思っているのである。

もちろん千秋楽のライブが成功したとは言えない。Perfumeに会うことは叶わなかったし、僕はドームにも辿りつかなかった。間違いなく大赤字であるし。

しかし千秋楽に対するPerfumeサイドの熱い思い、そんな思いに触れて得た感動。失敗したライブでは絶対になかった。僕はそう断言する。

そしてTwitterのトレンドにもなっていたが改めて言いたい。

Perfumeありがとう!
 

音楽で生きている人、イベントで生きている人、そしてそれらを楽しみにしている人にとって今はとても苦しい状況である。

この危機を切り抜けて再びチャンスが得られた時、次のステージに立ったPerfumeに僕は絶対会いに行く。たくさんの期待と感謝を持って。

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