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2017年8月3日

moo (24歳)
34
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下北沢からやってきたKEYTALKが日本のバンドに

その瞬間を見逃したくない

 

先日、《KEYTALK 爆裂疾風ツアー2017〜みんなの街でパラリラパパパラダイス〜》Zepp大阪ベイサイドに行ってきた。(ふざけたような長いツアータイトルも彼らの魅力の1つである。)
 

今や踊れるロックの代表としてテレビでも注目され、ニュース番組、ドラマの主題歌と自分からではなくても耳に入ってくるようになったKEYTALK。
 

「下北沢からきましたKEYTALKです」と言っている彼らが日本のバンドになりつつあるこの瞬間を見守ることができたのがなんと言っても嬉しい。
 

ツアーファイナルということもあり、会場は熱かった。アルバム 『PARADISE 』から盛り上がる曲、これからのKEYTALKを代表する曲が演奏される。この曲、聴きたかったけどライブで?そんなことできるの?とギリギリでヒリヒリするような攻めた演奏にもドキドキした。それに加えて『blue moon light 』や『 a picture book』などクールでオシャレなKEYTALKでしか聴けない音楽もバッチリと聴かせ、面白いダンスや音楽の勢いで会場にいる人を音の波であっという間にさらっていった。

終盤のMCで寺中友将(巨匠)がギターを優しく弾きながら語った。
「日本のバンドになる」
「これからも見守ってほしい」
「この応援歌を一緒に歌ってほしい」
と、ファンへの感謝の気持ちを伝え、これからの約束をしてからの『Oh!En!Ka!』かなり熱かった。

【何度だってまたそこから立ち上がるんだ
そんな君に歌いたい歌があるから
その心に確かなスタートを
声を枯らして君に届け応援歌 Oh!En!Ka!より】

今までだってKEYTALKは音楽で楽しい気持ち、前向きな気持ちにさせ、背中を後押しするような曲を奏で、歌ってきている。だが最近のKEYTALKはちょっと違うように思う。聴く人が増え、知らない人の耳に入る機会も増えた今だからこそ、分かりやすく”良いこと”を歌っているように思うのだ。6月にリリースされた『黄昏シンフォニー』では学生、社会人、男女ともに響くような歌詞内容を歌っている。

【これから歩き出す 新たな一歩を
君だけの物語を今 進んでゆけ

この先君を待つ いくつもの未来を
僕はどれだけ支えていけるのかな

黄昏シンフォニーより】

“前に進めよ!支えてあげるよ!”と優しく奮い立たせてくれる。爽やかな前奏からはじまり優しく力強く歌い上げられる歌詞にグッとくる。それが全部、黄昏に包み込まれているところも素敵だ。”有名になったから良いことを言わないといけない!”と、音楽をしていく上で大事なことを伝えなければいけないという責任感を持って、行動に移しているように私は感じている。
 

何故、音楽をしようと思ったのか?彼らが初めて歌を歌い、楽器を鳴らした時に抱いていた夢や憧れが今でも消えることなく中にあるからこそ立派に前へ前へと進めることが出来ているのだろう。好きな音楽をしたい、良い音楽をしたい、面白い音楽をしたい、好きなように楽器を鳴らしたい、好きな歌詞を歌いたい、という気持ちはどのバンドにも負けてない。でもそれだけでないからこそKEYTALKを好きになる人がますます増えているのだろう。音楽で楽しませたい、大事なことを伝えたい、と明確に自分の考えを信じて突き進んでいるところがとてもかっこいい。
 

それからアンコールの『MONSTER DANCE』は楽しいの極みだった。MVのような光景だった。

私がライブに行く理由はこの光景を見るためだ。目の前のステージ、1つの音楽に共感し、熱くなり、大勢が手を挙げる瞬間が大好きなのだ。その瞬間に参加したい。その熱さにドキドキしたいからライブに行く。

まさにその光景だった。会場にいる全員が一斉に両手をモンスターにし、挙げてダンスする。今からMV撮影出来るんじゃないかと思うほど楽しい気持ちとKEYTALKへの愛が溢れていた。MVのようにメンバーがお立ち台に立って照明の光を浴び堂々と音楽している姿にもグッときた。「私は今、KEYTALKを見ている!ライブに来ている!なんて楽しいんだ!」改めてそんな気持ちを高めてくれる極めつけのアンコールだった。
 
 

日本のバンドになる瞬間を見逃さずにはいられない。
そんな気持ちにさせてくれるライブだった。
 
 

私のKEYTALKへの入り口は一昨年、年末フェスで見た小野武正だ。「MONSTER DANCE、絶対楽しいよな!予習したでー!!」と友達とワクワクしながらライブに参加した。その時、私が知っていた曲はたった3曲。知らない曲ばっかりだった。それなのに楽しい。めちゃくちゃ楽しい。熱くてギラギラしてる。とにかく夢のあるキラキラしたロックバンドに見えた。それに加えて舞台の端から端を動き回り、大げさな笑顔を振りまき、MCで喋りまくる小野武正が私の中で最高にクールだった。パッと見て、ガラガラとした服を着て子どもみたいに愉快でご機嫌な音楽をする彼が喋り出すと、意外なことにまともでしっかりした大人だった。そのギャップがたまらなかった。その上、きっちり自分の音楽を魅せつけてくる。しれっと、ものすごいギターを演奏する彼にしか目がいかないくらいだった。塩顔が好きな私にとっては顔が好みという訳ではなかったのに彼のことが忘れられなくなった。またこの人を観たいなぁという気持ちから私のKEYTALKへの興味が深まった。
 

初期の頃から新曲までお正月休みに聴き漁った。「なにこれ、かっこいい!おしゃれ!これ、どうなってるん?」「この曲の楽譜の音符、紙から振り落としたら何個あるんやろう?」ってくらい聴いてて頭から楽しくなる音の数。美しくて素敵で絡まり合う旋律。「なんで今まで気づかなかった?こんなバンド早く出会いたかった!」心からそう思った。
 

知れば知るほど彼らの、音楽が好きで音楽に対して真面目なところに好感を持った。影響を受けた音楽。今、お気に入りの音楽を知った。バンドマンから色んな音楽を教えてもらえることはファンにとって嬉しいことだ。こんなかっこいい音楽もあるのかと私自身も音楽の幅を広げてもらった。
 

いつの間にか武正、巨匠、義勝、八木氏…会ったこともないのに友達かのように名前が出てくるようになった。さんも様もつけずに名前を出させてもらって申し訳ない気持ちになりながら今、文章を書いている。さらに失礼かもしれないがKEYTALKは4人とも子どもみたいな愉快な大人だ。そして真面目にバカなことも一生懸命出来る、そんなところを尊敬せずにはいられない。
 

keytalkTVなんてバカらしくて涙が出てくるくらいだ。「この人達は音楽がバンドがしたいのになんで踊ってるん?運転してるん?ふざけたことをして笑わせてくるん?」これがまた現実的でバカらしくて楽しくて「自分もまだまだ頑張れるんちゃうかな?」という気持ちにさせられるのだ。”現実こんなもん。バカらしいことも楽しくやっていこうぜ”という彼らの姿勢にいつも感心させられる。きっとこういうところが大好きなファンも多く、新しいkeytalkTVを今か今かと心待ちにしている。音楽はもちろんだが彼らの人柄も大きな魅力なのだ。
 

そんな彼らがこの冬、《KEYTALK 灼熱の小旅行 運転技術向上委員会 冬の陣 〜ハンドルを片手に〜》という面白いツアータイトルをつけてわざわざ自分達でハンドルを握ってツアーに回ると言うのだ。まさに私が見たいkeytalkTVの映像が思い浮かぶ。武道館で横浜アリーナでライブをするバンドがわざわざ大変なことをしようなんてバカらしいと思うかもしれないがこんなところが愛おしい。いつでもブレない原点を大事にしているからこそ今のKEYTALKもこれからのKEYTALKも唯一無二で魅力的なバンドであり続けるのだと保証されてるような気がする。
 
 

いつでも底抜けに明るくて観客の一歩先を頼もしく歩いてくれる。それなのにカッコつけるんじゃなくてそのままで、それぞれ好みがあるなんとも統一感のないゆるい服を着て好きな音楽鳴らす姿、尊敬できるくらいにどんな仕事も一生懸命こなす姿から「バンドって楽しいでしょ?音楽って最高でしょ?KEYTALKいいでしょ?」というのが本人達からいつだって溢れ出ている。踊らなくてどうする?手を上に挙げなくてどうする?音楽、最高!!と、楽しい気持ちにならずにいられない。必ずいつもそんなライブをしてくれる。
 

だから私はまたKEYTALKのライブに行きたい。そしてKEYTALKが日本のバンドになる瞬間を決して見逃したくないのだ。

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