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エレファントカシマシとの出逢いから現在まで

道程の紆余曲折を経た現在

ちょうどユニバーサルに移籍した頃からライブに行くようになり、長くもないファンです。
私がエレファントカシマシの曲に出逢ったのは、人生をかけて仕事をしていた頃に初めて挫折という経験をし、毎日泣きながら働き…そんな日々の中、休憩時間にラジオから流れてきた「悲しみの果て」でした。当時は外国かぶれで邦楽はほとんど聴かなかったのですが、詩はシンプルですが、物凄く情に懐に触れる今までにない感覚だったことは鮮明に覚えています。
睡眠時間平均3.5時間のハードな世界でのサービス業だった為に、仕事、帰宅、起床、仕事で精一杯で、余暇を楽しむ余裕がなくその後曲を聴くこともなく、当然ライブに行くこともなかった。ある朝、目が覚めると病院のベッドの上にいた。何がなんだか分からず…。ドクターストップで数年の治療が必要と宣告され、まるで私にとっては死刑宣告だった。
「今までの私は何だったの」
数年の加療により、業界に復帰したのですが職人の仕事でしたので、勘を取り戻すことが出来ず、歳も重ねていた為、毎日帰宅してお風呂で溺れては、目が覚める状態で思い描く結果が出せず熟考の上、「引退」を自ら決めた。唯一の救いだったのは、その時に勤めていた会社の社長に全力で引き留めて戴いたことだった。
そしてふと、「悲しみの果て」を聴き始め、しかしながら人生に絶望し、半年間くらい毎日夜になると涙が出て、次ステップに進むことすら出来ない状況の中、隣県でライブがあると知り初めてのエレファントカシマシのライブに出向いた。
大人になり仕事中の「悦」しか知らない私だったのですが、ちょうどエレファントカシマシS体制になっての初めてのツアーで地方の小さなライブハウスだったので、その時は4人体制でしたが「世の中にこんな楽しい世界があるのだ」と感嘆し、その後は語るまでもない。
2018年秋、宮本浩次さんのソロ活動開始辺りから、エレファントカシマシの曲が心に響かなくなった。ずっとエレファントカシマシは永遠だと思っていたからだ。
ソロ初告白の記事を読んで更に追い討ちをかけるように、自身でもこんな日が来るとは寸分も思いもしなかった。
リキッドルームのチケットを手にし、真摯に歌い上げる姿を拝見、拝聴をして少し気持ちが戻りましたが、以前のような気持ちになれなかった。
エレファントカシマシは、これからどうなるのだろう、メンバーのことはどう思っているのだろうと不安しかなかった。
雑誌などの媒体は全てシャットダウンしてしまう日々が続いた。もう気持ちが戻らないのかもしれないと思う日々の中、テレビで1人熱唱する宮本浩次を目にし、「50代は好きなことをする」という気持ちが分かるようになってきた。かつて私自身も、人生全てを好きな世界に身を置き働いていた頃を思い出したからだ。
それから、素直に曲が聴けるようになり、「夜明けのうた」を初めて聴いた時に涙が自然と頬をつたった。
先日オンエアされた「よなよな」も聴きながら涙が止まらなかった。知ると知らないとでは雲泥の差と言っても過言ではない内容の濃い有難い180分だった。
もう気持ちに揺るぎはない。今まで以上だ。
音楽で唯一無二の背中を押してくれる存在。
道程に逸れてしまった自分勝手を恥じ、出逢えて感謝しかない。
あの時、「悲しみの果て」という曲に出逢えた自分も誇らしくさえ思える。
そんな私も来年、50歳になる。

1度きりの人生、自分と向き合い後悔なく生きることの大切さを改めて実感しました。
私が以前のいた業界もそうでしたが才能もですが、最後に生き残れるのは人間性。自分さえ良ければ良いというスタンスで生きていると人が離れていくさまを苦しくなる程、沢山見てきたから言える。
運ではなく、人を思いやるココロ…。
混沌とした世の中だからこそ、宮本浩次という人の今があるのだ。

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