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欅坂46・鈴本美愉が私に届けてくれたもの。

衝撃的な出会いは、モンビバレントだった

2020年1月23日。
入試を目前に控えた私に、悲報は突然訪れた。

妹が血相を変え、携帯を片手に私に、

「てち(平手友梨奈)は脱退。もんちゃん(鈴本美愉)と、オダナナ(織田奈那)は卒業だって…」

そう話した。
途端に私は、泣き崩れた。

何を隠そう、私は『鈴本美愉』が最推しなのだ。
妹は『平手友梨奈』が最推しである。
 
 

姉妹揃って最推しを一度に失ってしまうことになった。
 
 

その夜は試験勉強も手につかず、早々に動画サイトを開いて、欅坂46の『サイレントマジョリティー』から『黒い羊』を眠気が襲うまで見続けた。何回も何回も。
 
 

実は、この『欅坂46』という沼にハマらせてくれたのは妹なのである。
 
 

2018年12月21日Mステスーパーライブ。

この日は朝から妹のテンションが高かった。理由を聞くと『欅坂46がMステに出るから』だそうだ。
 

この時の私の気持ちは「ほーん」
 

欅坂46に興味なんて1ミリも無い。
けどアイドルは嫌いではない。
ハマらないだけでむしろ好きな方だ。

遂に、欅坂46の出番。
ところが、不動のセンター・平手友梨奈は欠席らしい。
その代わりにセンターを務めたのは、
 

「もんちゃんだ!」
 

私の最推しとなる人物・鈴本美愉であった。
 

パフォーマンスが始まったと同時に彼女は髪をかきあげ、鋭い眼差しをカメラへ送る。
 

素直に、ヤバい。
そう思った。
これはカッコよすぎる、と。
 

気がつけば私はテレビに釘付けになっていて、欅坂46の演目は終了していた。

呆然とした私が最初に発したのは、
 

「センター、名前、誰」
 

この3つの単語だった。妹から名前を聞き、携帯で調べると直ぐに情報は出てきた。
 
 

それから私は鈴本美愉、そして、欅坂46にハマっていったのだ。
 
 

最初に聞いたのは勿論『サイレントマジョリティー』

アップテンポな曲調に、心を刺す歌詞と激しいダンス。
これが『欅坂46』なのだと改めて感じた。
今までの女性アイドルグループにはない独自性。
10代の少年少女に訴えかけるような、はたまた気持ちを代弁するような。
 

そこでもまた私の目を惹いたのは鈴本美愉だった。
 

あまり高くない背丈だが、踊りがとてもダイナミックで存在感がある。全員同じ振りなはずなのに、良い意味で目立っている。
 

それがダンス素人の私の1番の感想だった。
 

普段は笑わず淡々と曲を伝えている彼女の、素顔をふと知りたくなった。
 

そこで知ったのが『欅って、書けない?』だ。
 

MVでは笑わない彼女たちが笑顔で様々なことに挑戦している。
そのギャップが新鮮で面白かった。
 

彼女は、いつもバラエティで目立った立ち回りをしているかといえばそうでも無い。
要所要所で出てくる、といったようなイメージを私は持った。

だが、その『要所要所』が面白いのだ。

突飛な回答をしたり、オダナナのことになると一直線だったり、料理がとても上手だったり。
特にリアクション時のもんちゃんの顔は可愛くて仕方がない。
 

私はパフォーマンスとバラエティのギャップに惚れ込んでいた。
 

そして、彼女はいつもパフォーマンス時に笑っていないのか、といったらそうでは無い。

寧ろライブの時なんかはとても笑顔が輝いている。

その中でも私の目に焼き付いて離れないのが2019年の欅共和国の『世界には愛しかない』だ。

私はライブに行けなかったので、DVDで欅共和国を見た。

『世界には愛しかない』での彼女のソロ時の笑顔は希望に満ち溢れていた。

その笑顔が何度目を瞑っても、寝ても、目に焼き付いて離れない。
それほど印象的なのだ。
 
 

だが、昨年の秋頃から『欅って、書けない?』でも姿を見なくなり、音楽番組にも欠席が相次ぎ、とうとう紅白欠席。

薄々心のどこかで感じてはいた。
『卒業』
それが近いのではないかと。

それでも希望を絶やせないのがファンである。
私は帰ってくる日をずっと心待ちにしていた。
 

矢先に、卒業発表。
 

卒業はアイドルに生きる限り、絶対に着いてくるものだ。しょうがないことなのである。
でもすぐには受け入れられなかった。
 

だから今私は、なかなか東京ドーム円盤の購入に踏み切れていないのだと思う。
 

私はダイジェストで見てしまったのだ。
 

青い傘を回して、笑顔で『世界には愛しかない』をパフォーマンスする彼女を。

『ガラスを割れ!』で思いきり叫ぶ彼女を。
 

未だに卒業したんだ、という事実がすんなり入ってこない私が東京ドーム公演を見ても、心のどこかで『また欅坂46として表舞台に立ってくれるのではないか』そう思ってしまう私が出てきそうな気がする。

しっかり、この事実に向き合って、受け入れるようになってから、笑顔でパフォーマンスをする彼女の勇姿を目に焼き付けたいと思う。
 
 

私にとって『鈴本美愉』はいつだって勇気と笑顔を届けてくれる存在だった。
彼女のパフォーマンス中の鋭い眼差しで曲を伝える姿は私に勇気をくれ、彼女のバラエティやライブ中の天真爛漫さは私を笑顔にしてくれた。
 
 

私に沢山の勇気と笑顔を届けてくれた彼女の未来が、幸せで溢れますように。

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