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秋山黄色が語る秘密とは?

切なさがズサッと刺さるナイフのような一曲

米津玄師とはひと味違う、中毒性のある曲を制作する秋山黄色。
私が秋山黄色の曲を初めて聴いたのは
某テレビ局のドラマ主題歌『モノローグ』だった。

ドラマの題材となっている「秘密」。
誰もが持っている「自分だけの顔」を彼は強く、どこか儚く歌っている。
 

《ほんの少し話をして分かった気になっていた
知らない事ばかり知りたくなるのは
本当は何も信じられないからなのか》

親友と言える人ができても、つい、まだ自分が知らないその人の「秘密」を知りたくなる。
これが人間の性なのだろうが、裏を返せばそれは
その親友を信じていないのだ。と、彼は言っているのだろう。
 

そして繰り返されるサビ。
《悲しみは2つに 喜びは1つに
ありふれた願いも零した手のひらが
掴めるものなんてもう何もないのに
僕らはどうして夢を見てしまうんだろう》

悲しみは増え、喜びは減る。
理想という夢に私は未だにリアルを求めている。
現実は願いとは正反対をいくものなのに。
期待して夢を見て、また幻滅して涙を流す。
知りたい秘密は、知ってはいけない秘密だったのか?
 

《運命すら こんなにも疑惑と不安に満ちているから
自分のせいにしてみても楽になれるはずないよ
「失った後にしか気付けない」という言葉を
嫌になるほど聞いてなお気付けなかった ずっと》

疑惑と不安。
今、毎日ニュースで溢れている「新型コロナウイルス」が
それを体現していると思う。
自分や他人が感染しているか否か。
恐怖にまみれた今日、この歌詞が何故か身に染みる。
 

《二人でつけ合った傷の数が
あなたの日々に変わりますように/変わりますように》

曲の最後のこの歌詞は
秘密を隠してた私とあなたを前向きに捉えているのだろう。
私はこの締め方に
愛を感じる。

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