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米津玄師の音楽は彼の魂そのもの

根底にあるのは人間への愛…明日消えてしまうかもしれないという儚さ…

体力がないので、この感染症にかかったら生き延びる自信はない。
密かに終活したりもしている。
誰もが初めて経験するような不安な日々だ。
でも、少しでも楽しいことを見つけながら、毎日を過ごしている。

今、この苦しいとき、音楽の力はさらに大きいものになっていると感じる。
私には米津玄師の音楽が確実に心の支えになっている。

米津玄師の音楽が聴けたらそれで幸せ、とさえ思う。一番の楽しみであり、いろんな曲から力をもらっている。
それさえあれば家にもこもっていられる気がする。

米津玄師という人に、音楽に、出会えたことに感謝。
 

若い頃からいろいろな音楽を聴いてきた。洋楽、邦楽とも、かなりのめり込んだ。音楽喫茶に通い、音楽雑誌もよく読んだ。ライブにも通っていた。
ずっと音楽と共に生きてきた。

でも、一人のアーティストをこれほど好きになったのは初めてだ。
この歳にして、である。
とにかく全部がいい。
曲、歌詞、言葉、声…すべてに心ゆさぶられ…
 

まだ米津玄師の曲をしっかり聴き始めて1年半。
いろいろ聴いたり見たりしているうちに、瞬く間にのめり込んだ。

今までの曲を次々に聴いた。曲によって全然雰囲気が違う。どれだけ幅が広いんだろう。

MVでの表情、動きにも引き込まれる。
ビジュアルもいい。雰囲気も好き。
大きくて細い体、指、顎のラインも魅力。

過去のブログや記事を手当たり次第に読む。
すごく考えが深い人だとわかり、どんどん知りたくなる。

話す言葉や発信からは、熱い思いとともに、律儀で真面目な人柄も伝わってくる。
思慮深く、それでいてお茶目、自然体。

声も本当に良くて、歌う声もしゃべる声も心地いい。
 

米津玄師の曲は、ヒットした曲も含め、カップリング曲やアルバムの曲も、飽きる、ということが全くない。
いくら繰り返し聴いても、見ても、また聴きたくなる、見たくなる。
聴かずにいられない、見たくてしかたない、まさに中毒。。

毎日、車で聴いている。寝る前にもずっと聴いている。目覚ましにもしている。聴き入ってしまって30分くらい起きられない。

BGMじゃなくて、ずっと耳を傾けて聴きたい音楽。

聴けないときも気がつけば『Neighbourhood』が頭の中で鳴っている。『Nighthawks』が鳴っている。
『メランコリーキッチン』が止まらない…

しばらく聴いてなかった曲を聴くと、またリピートで聴き始めてしまう。歌詞に聴き入ってしまう…

ずっとそんな感じが続いている。
 

どうしてこんなにひかれるのか…

理屈では説明できないのかもしれないが…
 

あのメロディはどうやって生まれるのだろう。
美しいメロディ、優しいメロディ、力強いメロディ、癖になるメロディ。
幾重にも重なる音、繰り返すフレーズ、心のきしみのような不協和音…
もうそれは天性のものとしか言えないのだろう。
 

彼の紡ぐ言葉はとても美しく、
直接的じゃなくて詩的…その世界観に引き込まれる。
文学的な表現もあちこちにあって、小説を読んでいるかのように思える曲もある。
日本語の美しさを改めて思い知る。
たぶん彼にしか作れない言葉の世界…。
 

どの曲も歌詞には人としての米津玄師があふれているように思う。
繊細な詩、深い言葉、切ない情景、心にしみるような優しさ…

暗い闇を経験した人にしか書けないのではないだろうかと思う歌詞もいたるところにある。
 

『痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに』
(米津玄師 『ララバイさよなら』より)

こういう歌詞を書けるのは彼以外にいないのでは…と思う。
 

『沢山の道を選べるほど 上手には生きられなかったけど 心も体も覚えている あなたとなら生きていられる』
(米津玄師 『Blue Jasmine』より)

切なくて、愛に溢れたラブソングだが、
「生きていける」じゃなくて、「生きていられる」…
一気に切なさが増す。
やわらかいギターの音も、切なくて、あたたかい。
 

『きっと夢は叶うなんて嘘を 初めから信じちゃいなかった それでもなおここまでこれた お前はどうしたい?』
(米津玄師 『Neighbourhood』より)

聴いていて苦しい、切ない…
でも、信じて、前を向く…
切なくて心が離れられない。
 

『ソングフォーユー 憶えている? 僕らは初めましてじゃない 同じものを持って 遠く繋がってる』
(米津玄師 『ホープランド』より)

光を見る気がした。
たくさんの人の心がこの曲に救われているのではないかと思う。
 

彼のことを知りたい。
考えていることをもっと知りたい。

どれだけのことを経験してきたのだろう…
 

生きていく上での心の苦しみがあったことを彼自身も語っている。
もちろんそれで全部わかるわけではないが…

心にささるような彼の歌詞は、実際にいろいろな気持ちを経験した人でなければ書けないのではないかと思う。

痛みやどうしようもない孤独感、疎外感、
もう先に進めない絶望感、閉塞感、
言いようのない喪失感、焦燥感…

そんな負の感情に寄り添ってくれる。
這い上がろうとする力をくれる。
信じる心を後押ししてくれる。
救いはあると教えてくれる。

普通の人なら気付かぬうちに通り過ぎてしまうような心の動きさえも、米津玄師は全部自分の中に吸収しているのかもしれない。
人の何倍も経験値があるようにも思える。心の中にはいろんなものがギッシリと詰まっているのではないだろうか。
そして人の気持ちに対する想像力がきっと半端ないんだと思う。
だから、言葉が、歌詞が、人に伝わる。
共感する、救われる、癒される、力をくれる。

彼の音楽は、ただ単に楽曲を作る、というものではなく、彼の魂そのもの、という感じがする。
彼を知れば知るほどそう思うようになった。
だから米津玄師まるごとを好きになるんだと思う。

根底に流れているのは、人間への愛…
明日消えてしまうかもしれないという儚さ…
 

ライブで彼が言う「愛してるよ」の言葉。
人間としての、人、というものへの、愛してる、だという気がしている。
 

米津玄師の曲はどんどん進化しているように思う。
次はどんな音楽を届けてくれるだろう。
でも彼の魂そのものは変わってないんだと思う。
ぶれない。媚びない。だから信じられる。
 

とにかく応援したい。
彼自身が幸せであってほしい、健康でいてほしい、と思う。

そして音楽を通して近くでいたい。
これからもずっと聴いていく。
 

生きて、米津玄師の音楽を聴きたい。
生きてまた彼に会いたい。

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