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Galileo GalileiからBBHFへ

歌詞から感じる変遷

私がGalileo Galileiを知ったのは当時聴いていたラジオから流れてきた「管制塔」でした。当時の漠然とした将来への不安を歌ってくれているような曲に一瞬で引き込まれました。聴き始めた頃、彼らは爽やかな青い曲を歌うバンドだと思っていました。その後Galileo Galileiが爽やかなだけではないことを知り、大好きなバンドになるわけです。その過程は今回は触れません(笑)
 
ではざっくりとアルバムでGalileo Galileiから感じたことを振り返っていきます。

初のアルバムとなるパレードは爽やかさと10代の鬱屈とした感情を感じる、若さ溢れる内容でした。2枚目のアルバムPORTALで内向的な面が見え始めます。ALARMSでは現実と理想の葛藤や自分自身の闇が“僕”と“君”の2人で描かれています。このアルバムでは「死んだように」や「ロンリーボーイ」のように、孤独や他人との距離を感じさせる曲が多くありました。

その後See More Glassでは「サニーデイハッピーエンド」や「Mrs.Summer」といった爽やかな曲がある一方、「親愛なるきみへ」や「山賊と渡り鳥のうた」等のより影の濃い曲が出てきます。

更に影や闇が色濃く、ハッキリと出るようになったのがSee and The Darknessです。その名の通りほぼ全ての曲が闇を感じさせる内容です。そして車輪の軸を最後にGalileo Galileiは活動を終了するわけです。

本当にざっくりでしたが、ここからは2つの曲に焦点を当てていきたいと思います。

今回はBBHFとの違いに触れたいのでGalileo Galilei後期の曲の歌詞を見ていきます。

まずは「親愛なるきみへ」です。以下歌詞の一部抜粋です。

くそくだらない僕の桃源郷 君に笑ってほしかった
そんな風に自嘲気味になって ぎりぎりで留まって…
いや君にわかってほしかったんだ ほんとは頷いてほしくって
不確かな場所で揺れている 孤独のボートに酔っていた
“どうか僕についてきてくれ
君にぜんぶあげてもいいから
きっと今 ぼくはおかしいんだろう
そのおかしさを君は 信じてくれるかな”

この頃には「青い栞」を中心に世間一般にGalileo Galileiは爽やかなバンドというイメージが定着していたのだと思います。周囲が求める曲と彼ら自身の作りたい曲の差が大きくなっていて、その葛藤がこの歌詞に出ているのではないでしょうか。
求められている曲と違うことを理解していて、それでも自分の作りたい曲を受け入れてついてきて欲しい。それがおかしいことは分かっているけど信じて欲しい。聴き手に対するそんな想いが見える気がします。

次に「ブルース」という曲です。この曲もバンド活動の葛藤がわかる曲の最たるものの1つだと思っています。以下歌詞の一部抜粋です。

どうか 教えてくれ僕に 出口を
ねじ込んだ 偽の鍵は折れて もう開かない
ー略ー
クソだ このアルバムはクソだ ウソだよ
そうだ この感情はないほうがいい

断ち切ってはまわれ右 しくじってはまわれ右
触れたいのに
どうやって抜けたらいい? どうやって断ち切れる?
どうせ気づく

この曲は本当にGalileo Galileiの活動全体を表しているように思えます。彼らは“玩具の車”に乗って霧の中で出口を求めて走っている。それが私のGalileo Galileiの活動に対する解釈です。この曲の中でも現実を受け入れるのか抗うのか、出口はどこなのか。彷徨うような内容に思えます。

上述したようにGalileo Galilei時代は悩み苦しんでいた印象を受けます。ではBBHFでは何が変わったのか2つの曲で見たいと思います。

1曲目は「Work」です。以下歌詞の抜粋です。

どうか 僕のそばで
このループをずっとみてくれるかい
出口を見つけるその時まで
ー略ー
光がみえていた 明日も同じ
でも多分あれが 出口なんだ

この曲では繰り返す日常が描かれています。なので本来の解釈ではないのかもしれませんが、私は「ブルース」で言っていた出口を見つける事が出来たのかなと感じました。公式の動画では車に乗っているように見えます。BBHFという車は繰り返す中に出口を見つけられたのです!

2曲目は「なにもしらない」以下歌詞の抜粋です。

ここで理想を描いて ぐちゃぐちゃになって
涙を流せば 土は濡れる わからないことが花になれば
それでいい 見えるのなら 君を振り返り はじめて愛せる

私が去年ライブに行った時、尾崎さんが「肯定も否定もせず受け入れてくれる家族のような曲」と言っていました。そのことを考えると“君”とは過去のことなのかなと感じます。詳しくは触れませんが「友達へ」にも過去が楽しかったというような歌詞があります。

長くなりましたが彼らはGalileo Galileiで理想と現実に葛藤し、BBHFではそれを清算し新たなバンドとして進んでいるのです。
願わくば私達聴き手も過去を受け入れBBHFというバンドを正面から受け入れたいですね。拙い文で勝手な解釈を書きました。ありがとうございました。

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