3459 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

音楽が紡ぎ出す「リアルな形」

Sweet Love Showerが気づかせてくれた、「僕」がフェスにいくということ

音楽ってなんなんだろう。僕はなんでフェスが好きなんだろう。
趣味は何って聞かれた時に、「フェスにいくこと」と自信をもって答える。
しかしなんでって聞かれると、うまく言葉が出てこない。
自分がなんで、こんなにも心を動かされ、毎年のようにフェスに足を運ぶのかよくわからない。
ただ言葉では表せない、なんとも言えない魅力がある。と漠然に感じていた。

2019年8月31日、僕はこの時期決まったように、大好きな友人と山中湖へ向かっていた。
もう何回目だろう。何回いっても飽きないSweet Love Shower。
今年はどんな音楽との出会いがあるのか、どんな感動が待っているのか、前の日からワクワクが止まらなかった。

ビールを片手に踊って、はしゃいで、たまに休んで、湖を眺めて。気づいたら夕方。
あるアーティストの歌をステージから少し離れた場所で、友人と見ていた。
「いい歌だなぁ」って何の気になしに聞いていたら、隣で友人が涙を流していた。
その瞬間にこれだなって思った。なんでフェスに行くのか、腹落ちした瞬間だった。

その曲を聞いて、涙している人、身体を揺らしている人、様々な人がいた。
アーティストが表現した「音」が「歌詞」が空気を伝わって、僕らに届く。
僕らを通して、それがさらに「リアルな形」になる。時には笑顔だったり、時にそれは涙だったりする。
踊ったり、声を出したりすることもそうだろう。

当たり前のことだが、音楽は見えないものを「形」にしてくれる。
アーティストが自分たちの感性を「音」「歌詞」という、感じられるものにして、届けてくれる。
僕らが普段、言語化できていない感情を「音」と「歌詞」で形にすることで、僕らもそれをものとして認識することができる。

アーティストが形にした「音」「歌詞」が1人1人の心を通って、その人にしか出せない「リアルな形」になる。
見て・感じることができる、これが僕がフェスに行く理由だ。

その「形」はその瞬間にしか出ないリアルだ。
そんな色々な「リアルな形」が紡ぎ出す、雰囲気や空気もいま、そこにしか存在しないリアルだ。
その瞬間に、その場所でしか見えない「リアルな形」と感じられない「空気」を味わうことができる。
僕はこれがフェスの最大の魅力。

自分の醜さ・弱さ・好き・嫌いを気づかせてくれる音楽と
それを「形」にしてくれるフェス・ライブがある。
僕はまた新しい「リアルな形」を探して、フェスにいく。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい