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うちで踊ろうを書こう

星野源 うちで踊ろうで生活を面白がる

うちで踊ろう。
 日本を代表する音楽家の星野源が4月上旬の深夜に突然自身のInstagramにあげた1分未満の動画。

その頃の私はと言うと、知らぬ間に高校生活最後の年を迎えており どんどんと失われていく青春の日々を思ってやりきれない気持ちでいっぱいだった。
なにもできない、空っぽのまま卒業に近づいていく不安もあった。

 ある日の朝起きると 星野源のInstagramから通知が来ていた。普段通りのフィルムカメラで撮った写真だろうと深く考えずに開くと そこにはギターで弾き語っている星野源がいた。

”うちで踊ろう ひとり踊ろう
変わらぬ鼓動 弾ませろよ
生きて踊ろう 僕らそれぞれの場所で
重なり合うよ”

自然と泣いていた。先の見えない暗い世の中で何をして進んでいけばいいのかずっとわからなかった。
でも星野源はこんな状況だからこそ遊ぼう、踊ろうぜと画面の向こうから叫んでくれた。

そうだ、こんな時こそ星野源がよく言う「生活を面白がる」ということをやるんだと思った。

 そんな星野源のメッセージに触発されたたくさんの人々がコラボレーションをし、瞬く間に社会現象となった。

ある日のラジオでうちで踊ろうをおうちで踊ろうにしなかった理由を話していた。
 医療関係者やサービス業で働いてる人たちもいる中で家の中にいろ、とは言いたくなかった。そんな人たちも心の「うち」で踊って貰えるように。だから英題もDancing On The Insideにしたと話していた。
さらに、そうやって戦ってくれている人達がうちで踊ろうのハッシュタグを見て活力にしてくれたら嬉しいとも言っていた。

正直そんな所まで考えていたのかと驚いた。家にいて辛い人には今のこの状況を面白がる方法を教えてくれて、戦っている人にはRPGでいうヒットポイントを回復する宿屋を提供してくれた。

星野源は音楽で世界は救えない、ただ利用されるだけだ でもただ1人の人生を救うことはできる、と言っていた。
うちで踊ろうで何千何万以上のたくさんの1人が星野源に救われ生きる希望をもらっただろう。
 様々な意見があるが、この暗い話題ばかり流れてくる世の中にふっと光を差したのは間違いなく星野源だと思う。

星野源の楽曲の歌詞にはよく 踊るという言葉が出てくる。
心踊れ。未来を今踊る。
人生はダンスだという彼の言葉を借りるとしたら、今たくさんの人がうちで踊ろうで様々な方法で踊っている。
だから私は自分が唯一できるこの文章で踊っている。

こんな素敵なダンスフロアを作り出してくれた星野源とライブ会場で一緒に踊れる日まで 今はひとり扉を閉めて。

生きてまた会おう。

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