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私から SHE’S へ贈る Letter

彼らに再び出逢えて本当に良かった

私が前回、SHE’Sの音楽文を書いたのは、約2年前にもなる。

あれから私の状況は大きく変化した。
大学生活の途中から上京し、都内で一人暮らしを始めた。学業やサークル活動に加えて長期のインターンにも挑戦し、1日1日が瞬く間に過ぎていく感覚を覚えた。忙しい中でも頑張れたのは、何より大好きな音楽が支えてくれていたからだ。

大学3年の後半になると、就職活動も始まり、ライブに行ける頻度は減った。それでも、数少ないライブという楽しみがあったからこそ、目標に向かって突き進むことが出来ていた。

しかし、今年3月、世の中の状況も、私の状況も、大きく変化した。

新型コロナウィルスが猛威を振るい始め、クラスターの危険性から、ライブやイベントの開催が困難になったのだ。公演の延期や中止を受け、大好きなアーティスト達が声をそろえて謝罪する姿に胸が痛くなった。

そして、私の就活にも影響が出始めた。予定していたあらゆる説明会や面接が延期となり、目の前が一気に真っ暗になった。3月末からは本格的に家に籠もる生活になり、ウイルス、就活、一人暮らし、というあらゆる不安を一人で抱えることは心身ともに大きな負担になっていた。手探りでWebでの就活をしてみれば、自分の準備不足を実感して心が淀む、先の見えない毎日が続いた。
 

そんなある日、私が朝からぼーっとテレビを眺めていた時だった。CM中、聞き覚えのある声がした。

SHE’Sだ、、、!

ふいに流れてきた彼らの音楽に、一瞬で惹きつけられた。

CMに使われていたSHE’Sの楽曲は『Letter』。
既にライブでも聴いたことがあり、私にとって「馴染みのある曲」であったはずだった。
それでも、最近音楽から、SHE’Sから、どこか距離を置いてしまっていた自分にとって、ふと耳にした音に囚われるこの感覚は、まるで初対面のようだった。

そう、それは数年前にSHE’Sの曲を見つけた時と全く同じ感覚だった。
 
 

『Letter』の歌詞は、SHE’Sの人柄を表すかのように、温かい言葉で綴られている。

 ”おかえり もう1人の僕
 上手くやれたかい
 うん、それなりに
 想いは手離したし
 我慢するのだって慣れてきた”

 (Letter / SHE’S)
 

まるで今の自分を歌っているようだ。

変化ばかりの毎日に、溢れんばかりの情報。そして、1人で孤独と戦いながら「今は我慢だ」と言い聞かせる日々。いつしかそんな日々にも慣れ、明るく過ごすことにも諦めていた。

そして、こんな状況下でも、SNSを見れば就活が上手く進んでいたり、与えられた日々を自分なりに充実させている友人がいて、世の中のせいにしてばかりの自分をどこか軽蔑していた。
そんな自分を、そっとSHE’Sが受け止め、包み込んでくれる感覚を受けた。
 

“どうかその手でもう
 自分を責めて 潰さないで
 摘みとった花びらは
 ただ枯れて風に吹かれていく”
 
 

先が見えない不安な気持ちは、私だけではない。
きっと、友人だって、SHE’Sだって、同じ気持ちだろう。
それでも、みんな自分が出来ることを見つけて、前を向いているんだ。
 

ライブの目途が立たない中でも、SHE’Sはあらゆる方法を考えてファンを楽しませようとしてくれている。そんなバンドとしての想いと努力が、きっと今春多くのタイアップを獲得したことにも繋がっているんだ。

なんて、
こんな偉そうなことを言っている場合じゃない、、、
 

私も進まなきゃ。!
 

人生で数え切れないほど助けられてきたけれど、また一つ、SHE’Sに救われてしまった。

これからまだまだ、先の見えない不安な日々は続くだろう。
けれど、自分なりの距離感で音楽に触れながら、日々、今できることをやってこう。

再びSHE’Sと出逢えたからこそ、そう思うことができた。

絶対、夢をかなえて、輝いた姿でSHE’Sのライブに行ってみせる。
 

いつも支えてくれて、本当にありがとう。

これからも、4人は私の希望の光です。
 
 
 

大好きなSHE’Sへ。一人のファンより。

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