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2017年8月18日

yukie (17歳)
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私はback numberを大好きとは言わない。

真っ直ぐで、少しひねくれ者の彼らに捧ぐ

私はback numberがいけ好かない。
どうも、素直に大好きだ!と言えない。

でも、back numberのCDもDVDもすべて揃えてるし、毎月の限られたお小遣いをやりくりして、初回限定盤を買っている。

だったらなぜそんな感情を抱いてしまうのか?

それは、彼らがあまりにも真っ直ぐすぎる言葉を私たちに投げかけてくるからである。

まだback numberに出会えてない中学生の時、私は体育祭の時に応援団をしていた先輩に恋をした。私の視線が向いた先に先輩がいるだけで運命すら感じたし、毎日がキラキラして見えた。
すごく緊張してTwitterのフォローボタンを押したこと、ドキドキしていた矢先に先輩からメッセージが来たこと、精一杯頑張って、何とか二人で会う約束を取り付けたこと。今でも全部覚えてる。
小さなソファーが並んだ市民会館で、缶ジュースを買って、二人で話した。たわいもないことを話しながら、緊張で味のしないココアを飲んだ。
意を決して、思いを伝えようとした日。私は先輩が私の友達と手を繋いで帰ってるのを見てしまった。
先輩と付き合い始めたの。と、翌日その友人から言われた。

そう、良かったね、頑張ってね。
頭の中で作ったセリフをなぞるように言った。

もう、それまで生活の糧となっていたものが無くなった私は抜け殻同然だった。見かねた友達が気を晴らすために、と間違えて2枚注文してしまったというback number のスーパースターというアルバムをくれた。

その中の「幸せ」という曲を聴いた時、私のなかの感情をせき止める何かが外れた。
 

「こんなに好きになる前に どこかで手は打てなかったのかな 私が選んで望んで恋したんだから 叶わなくても 気持ちが伝えられなくても こんな気持ちになれた事を大切にしたい 本当だよ」

「その人より私の方が先に好きになったのになぁ」

嫌だ。応援なんか、出来ないよ。でもあの子の隣を歩く先輩は私といるより幸せそうだった。どうしてあの子なの?どうして私じゃないの?
やり場のない思いを私はback numberの歌に託した。
 

彼らの歌は決して優しいだけじゃない。なんなら傷口に塩を塗るような歌の方が多い気もする。それでも、塗って塗って塗りまくった先にあるのはどこかスッキリとした想いだ。

優しいわけじゃないのに、最後には救われてる。
ちょっと悔しいけど、彼らのおかげで立ち直ることが出来た。

たまに歌詞を書いている清水 依与吏が羨ましくなる。彼の歌詞は少しひねくれてるような時だってある。でも、なんだってこんな真っ直ぐな思いを、人に寄り添うように形に出来るのだ。

以上のことを踏まえると恐らくわたしがback numberに抱く思いは、「嫉妬」のような気がする。

私は、真っ直ぐで、人の心になりふり構わず入ってくる、たまにひねくれたりもする、back numberというバンドに嫉妬しているのだ。

だからたぶん、これからもわたしがback numberを大好きだ!っていうことはないと思う。

私も彼らと似てて、時にはひねくれたくなるのである。

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