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2017年8月23日

冨田慎治 (40歳)
50
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またカンケリが始まった!

-ROCK IN JAPAN FES 2017:KICK THE CAN CREW-

この時を待っていた、13年間ずっと待っていた。

3年前のRIJF2014での衝撃復活は、なんとなくお祭り的な感覚で見ていたので、ただただ興奮して終わってしまった記憶がある。
でも、今回は新しいアルバムや復活祭、全国ツアーをが発表されて、いよいよ本格的に始動する事を知り、興奮よりも少し落ち着いていて、どちらかというと胸が締め付けられるようなメロウな気持ちになっていた。

あの3人が帰ってくる。「カンケリ」をしに、帰ってくる。

この13年間は正直、ずっと待っていたというと嘘になる。
なんとなく、もう戻ってこないのではないかという諦めの気持ちを持っていたし、飛び入りや2年前の復活もその場限りという諦めを感じていた。
その間に他のアーティストを好きにもなったし、KICKは青春時代の思い出と化していたのは事実だ。

そういえば、初めてKICKを見たのもこの「ROCK IN JAPAN FES.」だった。
初めてライブを見て、その後すぐにCDブースに駆け込み、KICKのCDを買ったのだった。
当時20代だった自分も四十路の道に入り、音楽的にも若手バンドを羨ましげに目を細くしながら見守るような立ち位置。
そんな自分がもう一度飛び跳ねて、騒げる事なんてもうないと決め付けていた。

今回の再始動からのRIJF出演、期待しかしていなかった。
出演時間が近づき、気づけばGRASSの前の方まで足が勝手に動き、モニターをじっと見つめながら登場を待つ。
そして、「KICK THE CAN CREW」の文字が浮かび上がった時、自然と大声を上げていた。
1曲目はなんと新曲の「千%」!
KICKお得意のメロウな曲に、3人の言葉が畳み掛けられる。
昔と変わらない感じではあるが、13年の年月を重ねてきたお互いだからこその深みが感じられる。
とにかく3人の声が重なり繋がるのが、とてつもなくいい、これを待っていたんだ!
そう思いながら13年の時間を思い出しながら、自然と涙が溢れていた。

そこからは数々のヒット曲と新曲のオンパレード。
「マルシェ」や「地球ブルース」では飛び跳ね、手を挙げて騒ぎまくる。
「アンバランス」や「ユートピア」では、再び涙を流しながら口ずさむ。
こんなに自分を解放したのは、いつぶりだろう。
そんなあっという間の1時間弱、終わったときには、からっぽになっていた。

13年ぶりに3人が缶を蹴飛ばしてくれた。
いつまで一緒に遊べるかわからないけど、まずはまた始まったカンケリをひたすら楽しもうと思う。

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