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拝啓、リアド偉武様

リアド偉武の脱退について今思うこと

5月になった。
BIGMAMAの日、母の日まで残り1週間と少しになった。
それは私が愛してやまない、BIGMAMAのドラマー、リアド偉武の脱退まで残り1週間と少しになったということだ。
 

彼の脱退が発表された時、私は自宅にいた。
衝撃だった。
自宅にいてよかった。
思わず座り込んでいた。涙が出てきていた。心で理解が追いついていないのに、私の脳は冷静で、小さなスマホ画面に表示された文字の意味をしっかり受け取っていた。
誰か嘘だと言ってくれ。
叫び出したかった。
 

私がBIGMAMAを好きになったのは他でもない、リアド偉武、彼がきっかけだった。
当時好きだったバンドと懇意だったから、なんとなく、興味でPVを再生した1曲。あまりにもはるか昔の記憶で、何の曲だったかすらもう覚えていない。
この人、好きな叩き方だな。
そう思って、他のPVも見て、繰り返し聴いて、気がついたら彼と、BIGMAMAが大好きになっていた。
 

だから彼の脱退が、私にとってはどんな大事件だったか。
 

笑顔でドラムを叩く彼の姿が何よりも大好きだった。
ストイックで、努力家で、でもどこか愛嬌があって、きっと誰からも好かれる人。
私は最初にBIGMAMAに出会った時から彼のドラムに心底惚れていた。よく知るようになってからは、彼の人柄にも心底惚れていた。
 

もっとライブに行けばよかった。会いに行けばよかった。
私は馬鹿だから、好きなバンドから誰かが脱退する度、好きなバンドが解散する度に、繰り返し繰り返しそう思ってきた。
そして、その度にもう二度とこんな後悔しないように、できるだけ、できる限りライブに通おう、会いに行ける時に会いに行こう。そう決意するのだ。
でも、そうしてできる限りライブに通って、会いに行っていても後悔しないなんてことはなかった。でも行かなくて後悔するよりはずっとずっとマシだった。
 

でも、今回はそれすら許されなかった。
今回のツアーが彼に会える最後だから、と、私は使える限りのお金と休みを使って何ヶ所もチケットを取った。遠征だってするつもりで、行く方法を考えて、ホテルを探して、計画を立てていた。
それは無情にも全て消え去った。
泣きながら払い戻したチケット。キャンセルしたホテルや高速バス。
神様を恨みたくなった。
仕方ないなんて思えなかった。
 

BIGMAMAは、あの5人でいてほしかった。
そう思わない訳ではない。
だって、彼らはSPECIALSで、
ずっと、ずっとあの5人で音楽を奏でていてくれると信じて疑っていなかったのだから。
心の整理をつけるには、きっとまだずっと、ずっと時間がかかる。
5人でライブの機会を設ける、と発表されたけれど、その時にはもうリアド偉武は、『BIGMAMAのリアド偉武』ではない。
5人で最後のライブをする、その時が訪れたとして、私は自分がどういう気持ちでその時を迎えるのかわからない。
 

でも、1つだけ言えることがある。
 

私は彼、リアド偉武が、どこかで、いつもの、私の大好きな笑顔で、私の大好きな彼のドラムを叩いていてくれれば、きっとそれでいいのだ。
 

辞めないで、と思う気持ちは間違いなく1番大きくて、強くて、消すのはまだ無理だ。
でも、他のメンバーが、彼の背中を押すと、そう決めたのなら私もそうでありたい。私含めたファンのわがままで、彼の瞳を曇らせたくはない。
彼の瞳には1点の曇りなし。それがきっと似合う。
だから笑顔で見送ろう。泣き笑いでもいいから。そう、決めたんだ。
 

最後に、
拝啓リアド偉武様。
どうかこれから先の貴方の、新しい世界への冒険が素敵なものでありますように。
願わくは、その冒険物語の読者でいさせてくださいね。
敬具。

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