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全ての女の子に捧ぐ

ブロッサム・ディアリーという春風

休日の朝。

窓を開け、空気を吸い、外の音に耳を澄ませ、朝日を浴びる。
まだ起きぬけの身体は、優しいものを欲している。
心にも、耳にも、身体にも。

…というわけで、
ご褒美に、と買って部屋に置いておいた、優しい温度のピーチゼリーと
お気に入りのアルバムを引っ張り出す。
ブロッサム・ディアリーの、Once Upon A Summertimeだ。
 

乙女心をくすぐる、少女のように無邪気な歌声。
この歌声が、朝に合う。カラフルで親しみやすい、
キュートなジャズ。
ロマンチック過ぎない、メルヘンなジャズ。
コケティッシュなジャケット写真も、超ツボだ。
 

椅子に足を曲げ、丸くなって座り、
大事に大事に、ゼリーを口に運ぶ。
みずみずしい。乾いた身体に、すっと沁み渡っていく。
心地よいビートが、ゼリーをスプーンの上で光らせ躍らせる。
「Love」「Dream」という言葉たちが
宝石のように空間を漂って、よりいっそう甘い味わいに変わる。
音楽というスパイスの力だ。
 
 

風が、色とりどりの花を揺らしている。
そしてカーテンをすりぬけて、私をくすぐる。
遠くの鳥の声を聴きながら、ピーチを丸ごと一口で頬張る。
良い天気。多幸感と特別感に満ち、心ときめく。
 

素晴らしい休日には、少しの贅沢と心躍る音楽が必要不可欠。
一人を楽しみ、自分を大切にする時間。
自分の中の「女の子」を呼び覚ましてくれる、この音楽が。

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